ミナ

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6/11/2024, 3:29:21 AM

自己実現の方法として「やりたいことリスト」というものがある。
100個のやりたいことをノートに書き出して、一つずつ実現していくという方法だ。

100個も書き出せば、すぐに実現できるやりたいことがいくつかあるから、小さなことから実現して成功体験を積み重ねて大きなことも実現できるようになる、という趣旨のようだ。

自己啓発マニアだった私も試してみたが合わなかった。
小さなやりたいこと―例えば、可愛いカラーペンを見つけるだったり―は当然の如く実現したが、大きなことはダメだった。
なぜやりたいことが実現しなかったかというと、本当にやりたいことではなかったからだ。

―本を読むのが好きだから、小説家になりたい。
―歌が好きだから、歌手になりたい。
―キレイな絵が描きたいから、イラストレーターになりたい。

子供の夢レベルのやりたいことでは本気モードにならない。
少しの苦しいことや失敗ですぐに嫌になって止めてしまった。

それからいろいろ経験して「本当にやりたいこと」を精査してみた。

―なぜ小説家になりたいと思ったのか。
―なぜ歌手になりたいと思ったのか。
―なぜ絵を描く人になりたいとと思ったのか。

好きなことはたくさんあったけれど「実現したいこと」としてノートに書き出したのは三つだけ。
その三つに共通することは「表現したい」ということだった。
やりたいこと、として挙げたことは全て目的ではなくて手段でしかなかった。
だから、続かなかった。

「表現すること」に目的をおいて
文章を書いてみたら、
歌を歌ってみたら、
絵を描いてみたら。

どれも楽しくて、
失敗さえも楽しんでいる自分がいた。

やりたいこと・100個を書き出して、実行する前に"なぜやりたいと思ったのか"に思い巡らしてみると、新しい視点が見つかるかもしれません。

#やりたいこと

6/10/2024, 2:48:24 AM

冬のキンと冷えた朝に。
外に出て太陽の光が降り注ぐ中で感じる温かさは。

両親や兄弟、恋人。

愛する人と互いにぎゅっと抱き締めあったときに感じる鼓動や温もりに似ている。

ほっとして、泣きそうになる。

#朝日の温もり

6/9/2024, 9:27:03 AM

後から思い出すと人生の岐路だったと思うのは
、30代目前の決断だ。

大学卒業後、フリーターになった。
学生の頃から続けていたアルバイトは居心地が良くて、実家暮らしだったのもあり自由気ままに生きていた。

28才のとき、突然に「正社員になろう」と思い立った。
何かの切っ掛けがあった訳でもなく、30才になる前に正社員にならないとダメだ、と思い浮かんだ。

再び学校に通い、資格を取って29才でいわゆる中小企業に雇ってもらった。

大学卒業後、家族には多大な心配を掛けた。
あのときの決断は、家族の気遣いと自分自身の先に対する不安が与えた無意識の啓示だったのだろう。

#岐路

6/8/2024, 7:01:39 AM

―明日、世界が終わるとしたら何をする?

小説やドラマで良く見る問いだけど、現実に聞かれたことは一度もない。

今回は「世界の終わりに誰と何をするか?」という質問なので考えてみた。
状況を整理するために「世界の終わり」を具体的に想像する。

①人的理由で世界が破壊されて終わる
②自然現象で世界が破壊されて終わる
③超常現象的な"何か"で世界が消える

①、②の理由だとしたらなるべく苦しまずに終われるようにしたいと思うので、誰かと共に過ごすような余裕は無い気がする。

③だったらいろいろ諦めて普段通りにしていそうだ。

ただ、世界が終わるとしたら、自分だけではなくすべてが終わるのだから、世界はパニックになっていると思う。
外に出たら大変なことになっていそうなので「家で家族と過ごす」という結果になった。

…家の中は安全、だとはいえないのがこの回答のツライところだ。

夢も希望も無い結論ですみません。

#世界の終わりに君と

6/6/2024, 11:30:27 PM

それは就職してすぐのことだった。

慣れない環境と長い通勤時間、不規則な勤務シフトに体が付いていけずにノイローゼになった。

美味しいご飯はも喉を通らず、日に日に体重が減っていく。
一人になると、知らぬ間に涙が溢れて止まらない。

何とか良くならないかと、いろいろな本を読んだ中に

「つらいときこそ、ポジティブな言葉を唱えよう!」

というのがあった。
それもそうだと思い、毎日、呟いた。

―俺は出来る
―俺は大丈夫

結果――。
呟く度に、出来ていない現実・大丈夫じゃない現実を実感してさらに落ち込んだ。
最悪だった。

別の本の
「どん底まで落ちたら、あとは上がるしかない」
という言葉で持ち直したが、"うつ傾向のときの頑張れ!は逆効果"を実感した出来事だった。

#最悪

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