モクレン

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5/18/2025, 12:29:03 PM

『まって』

自転車で15分の距離。
年中さんの息子は走って帰りたいという。

えぇ…走りたいの?

自転車で15分ということは、歩くとだいたい30分。
しかも途中でアリとか見始めたりするよね?
ということはいったい時間はどれだけかかるの?

ちょっとまって。この後も予定があるのよ。
なるべく早く帰りたいの。

でもまって。
ここでダメと言ったら、私は子どもの主体性を潰すことになるのか?

答えを出せずに固まる私をよそに、息子はおかまいなしに自分の荷物を自転車のカゴに雑に放り込み、一目散に駆け出す。

あっ!まって。本当にまって。
この道は、少ないとはいえ車も通るのよ。
慌てて、雑に放り込まれた荷物たちを落ちないように、これまた雑に整えながら叫ぶ。

交差点止まって!お願いまって!

あぁ止まった。良かった、今のうちに追い付ける。
と思うのもつかの間、本人なりの左右確認をして、再び走り出す。

みるみるうちに遠くなる息子の背中。
5歳児の足は思いの外早い。
全速力で自転車をこぎ出す。

「まって」という言葉、100万回くらい言っていたような気がするあの頃。


5/17/2025, 12:24:52 PM

『まだ知らない世界』

知らない世界に飛び込むのは怖い
知っている世界は安心

でも、かといって
今いる世界が本当に安全かはわからない

冷たい水にいるカエルは、温度を徐々に上げると変化に気付かず最後は死んでしまうという

もしかしたら今いる、知ってるはずの世界も
変わっているのかもしれない

新しい世界が安全かはわからない
その世界に入ってみなければ
危険かどうかもわからない

そしてその世界に入ったなら
ちょっと熱いと感じたとしても
慣れることができそうな熱さかどうか
試してみると良い

すぐにやめてしまわずに
体力のあるうちに

でも明らかにおかしいと感じる世界なら
それはやめたほうが良い
君子危うきに近寄らず

5/16/2025, 2:27:18 PM

『手放す勇気』

手放す勇気、大事です。

割れてしまったお皿。
動かなくなった冷蔵庫。
カビの生えてしまったパン。
穴の空いた靴下。などなど。

これはもう簡単に捨てられる。だってもう使えないし食べられないし仕方ないから。
でも、ここからは捨てづらいけど手放すべきもの。

端がちょっと欠けているお皿。
―危ないし。
古くて冷えかたが微妙な、でも動いてる冷蔵庫。
―電気代高いはず。最近のは節電多い。
賞味期限切れだけど、見た目大丈夫そうな食品。
―大丈夫なうちにとっとと食べましょう。
くたびれてきたけど着られる下着。
―なんならもうあえて破る?そして雑巾かな。

もしくは、
なぜそれを選んだのか、今となっては自分でも謎な大きすぎるお皿。
 ―売ろうか。
一、二回使ったらすぐに飽きて使わなくなったホットサンドメーカー。
 ―売ろうか。
賞味期限が超長い、苦手な味のいただきものの高級缶詰。
 ―売ろうか。いや売れるのか?どなたか喜ぶ方に差し上げましょうか。
体型が変わってもう着られないのに、痩せたら着るかもと未練がましく取ってある昔の服。
 ―諦めましょう。

諦められたらもう捨ててる。
ああ、手放す勇気が欲しい。



5/15/2025, 12:33:09 PM

『光輝け、暗闇で』

今日のお題も難しいわぁ…。
でも頑張って考えてみる。

暗闇で光輝くものといえば、星。

星といえばスター。

スターといえば錦野旦。

…いや、若い子は知らなさそうだ。

やっぱり

スターといえば映画。にしよう。

映画といえばポップコーン。

ポップコーンといえばとうもろこし。

とうもろこしといえば美味しい。

美味しいといえば幸せ。

うん、今日も良い日。

5/14/2025, 12:49:30 PM

『酸素』

空気中に酸素がないと人は生きていけない。

二酸化炭素削減とか、エコとか、私の知らないところでも、色々なところで工夫や政策はしているのだろうけど、人間がどうにかするのはなかなか難しいんだなと思う。

樹木を増やせばいい、といって杉を増やしたら花粉症を発症する人が増えたとか。

森林伐採が問題になって、その代わりにとプラスチックを作ってみれば、今度はマイクロプラスチックが問題になるとか。

バランスって難しい。
崩れたバランスを戻すことと、利便性の両立ができたら良いのに。

あ、でもプラスチックが問題になったときに、企業がこぞってプラスチックストローから紙ストローに替えたのは、正直意味がわからなかったな。
使い勝手もそうだけど、エコの観点からも。

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