『なぜ泣くの?と聞かれたから』
なぜ泣くの?と聞かれたから
なぜ泣かないの?と聞き返した
気持ちを押し殺すことに慣れすぎると
自分の感情に鈍感になっちゃうよ
たまには泣いてみてごらん
自分の中に溜まっていた
澱みたいなものが
洗い流せるかもしれないよ
『やさしさなんて』
やさしさなんて、誰かにとってその時そのやさしさが都合良かっただけ。な場合が時にある。
そこを割り切れる人は良い。
でも、ただただやさしい人は特に注意。
心のどこかで見返りを求めていないか?
自己犠牲の線引きは出来ているか?
それは相手のためになっているのか?
やさしさなんて、自分を追い込んでまで発揮するものじゃない。それに、過ぎたやさしさは、自分も周りもダメにする。
『泡になりたい』
暑い。
今朝の天気予報では、最高気温は38℃の予報だった
経験したことのない暑さ、と気象予報士は言っていた。
実際はどうだったのだろう?経験したことは…。
いや、そんなことはどうでもいい。
とにかく暑い。
もう太陽はとっくに沈んでいるのに暑い。
仕事から帰ってきたときに涼しい部屋にするために、エアコンのタイマーをセットしておいた。
玄関のドアを開けるとひんやりとした冷気が出迎えてくれる。
一目散に冷蔵庫に行きたいが、ここはもう少し我慢。コンビニで買ったつまみをテーブルに置き、手洗いうがいをしたら部屋着に着替える。
と言ってもシャワーを浴びるのは後回しで、スーツのズボンをハーフパンツにはきかえる程度。とても人に見せられる格好ではない。
缶ビールを取り出す。冷凍庫でキンキンに冷やしておいたジョッキに慎重に注ぐ。
よし。自分好みのビールと泡、7:3の配分。
白っぽくなったジョッキから見える黄色い液体と決め細やかな泡。美しい。
意識を家モードに切り替え、一気にビールを流し込む。冷たい液体が食道から胃を通るのがわかる。
ひんやりとした苦味が心地よい。
はーっ。最高。今日もお疲れ様。
天井を見上げ上唇についた泡を舐めた。
『True love 』
愛がホンモノかニセモノかなんて
人に決めてもらうものではないのでは?
だとするならば
自分で決めるんだろうか
この愛はホンモノ
この愛はニセモノ
って?
意味がわからない
愛なんて大層なことを言ったって
言ってしまえば自分の感情でしかない
ニセモノならばそれはもう愛ではないでしょうに
だからホンモノとかニセモノとか
どうでも良くて
愛は、愛
『飛べ』
「飛べ」なんて人に言われたくない。
飛ぶタイミングは自分で決める。
外野は黙ってて。