『カーテン』
カーテンの向こうに隠れる娘。
どこかなー?と言いながら娘を探す私。
カーテン膨らんでるし、足も見えてるし。
かわいすぎる。
すぐに見つけてはいけない。
かといって、いつまでも見つけないのもダメ。
娘の様子を伺いながら、謎の緊張感とともに丁度良いタイミングを探す。
幸せな昼下がり。
『青く深く』
“母の愛は海よりも深し”
なんて言うけれど。
海より深い愛情があるのかどうかなんて、実際のところ測りようがない。人によるのかもしれないし。
ただ、子どもを育ててみて思ったことがある。
こちらがどれだけ大事に大切に、愛情表現をしているつもりでも、子どもが求めるタイミングで、子どもが求める形の愛情を示せていないと、それがうまく届かないことがあるのだと。
とはいえ、応えてあげたくてもその時の状況がそれを許さなかったり、親だって人間なので、子どもの求めるものに気付けないことだってある。
だから、そんな人には魔法の言葉。
なんてことのない時に、
「かわいい」とか「大好き」という言葉を、子どもの顔を見ながら笑顔で言ってみてほしい。
何か結果を出した時ではなく、ご飯を食べてる時とか、なんでも良いけれど日常の些細な時に。
きっと子どもに届くはず。
言葉は偉大。
愛情の深さは示せなくても、そこに愛があることは伝わる。と思ってる。
『夏の気配』
梅雨が明け、空の青が深くなった。
遠くには入道雲。
夏が来る。
暑い暑い夏が。
…というか来た。
気配どころではない。
夏に突然飛び込んだよう。
プールだって準備運動して、足からゆっくり入れと言われるのに。
体がびっくりしてしまうわ。
皆さま、熱中症には気を付けましょうね。
『まだ見ぬ世界へ!』
立場が変わると見方が変わる、
ということがよくある。
例えば
会社員と経営者。
兼業主婦と専業主婦。
病気知らずな健康な人と病気がちな人。
他にも色々あると思う。
みんな自分が経験していないことはどうしたってわからない。
でも、色んな経験をして、色んな立場に立つことを知っていれば、一方の意見ばかり押し付けるのではなく、相手のことを想像することができるんじゃないかと思う。
まだ見ぬ世界は、わからないことばかりで不安もあるけれど、フラットな視線を持つためにも、自分の意見を持つためにも、新しい世界へ飛び込んでみることには価値がある。
『最後の声』
どうにもこうにも上手くいかなくなった、彼との別れ話。たくさん話し合って、最後にはお互い、
「ありがとう。」
と、笑顔で締めくくった。
わたし、よく頑張ったと思う。
本当は、
「何がありがとうだ、バーーーーカ!」
って言いたかった。
喉元まで出てきてた。
言わなくて良かったけど。