桃花

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6/25/2025, 8:11:30 AM

『空はこんなにも』

君と別れた夜。

友達を連れ回し、いつものプレイリストを垂れ流す。

どの道も君と通った道で、

それが嫌でわざわざ別の道を検索した。

あの日降りたのはなんの光もない山道で

道路の中に寝転がり君の煙ってたタバコをふかした。

君とよく行ったドライブスポットで

初めて来た時に世を明かしたあのベンチで

気になるあの子と声を交わした。

流星群が見えるはずだった空を眺めまたふかした。

6/21/2025, 8:43:19 AM

『好き、嫌い』


近くにいる時には悪いとこなんて見えない。

大好きな君が僕の隣にいて、

時計の針も嫉妬して早く進むただ幸せな空間。


なのに離れたら嫌なところばかり見えてしまう。

良いところもいっぱいあるはずなのに、、


だけど嫌いだから別れるではなく、

離れていると嫌いになってしまいそうで

早く会いたくなる。

4/14/2025, 12:02:03 AM

『ひとひら』

君の手を離そう、って。

次に進むんだ、って。

ずっとずっと覚悟していたはずなのに

いざ君に相対すると、

口から出るその言葉よりも先に

目から雫がこぼれ落ちる。


君といても僕にこれ以上の成長はなくて、

それ以上の成長を見せてくれそうな人が目前にいて、

なのにどうしてこうもその一言が口に出せないんだ。

その言葉を口にすると、

季節を2周はした僕らの関係も今日で終わりで

それが出来なければいつも通りの日常がある。


たった一言なのに、

重すぎるよ、

僕には言えないよ、

ずっと一緒に時間を過ごしてきたはずなのに

ヒトヒラの差もないことがきっかけで

二人の人生は大きく転換することになる。


僕には荷が重いよ、

こんな僕でごめんなさい。

こんな僕でも好きでいてくれてありがとう。

もう少しだけ一緒に居させてください。

4/4/2025, 4:37:23 AM

『君と』

どこに行きたいなんてない。

何がしたいなんてない。

ただ君と一緒に過ごすことができれば、

それで構わない。

はじめは僕もそう思っていた。


塩胡椒の味しかしない鶏胸肉を酒の肴に

テレビもつけず寝るまで話し込む夜も、

目を覚ますと隣に君がいて

顔を覗き込んではまた静かに目を瞑る朝も、

そんな日常が幸せだった。


いつのまにか電話をするのも面倒になり、

何かと付けて「生産性が」と口にするようになった。

何が正解で何が間違いかは分からないけれど、

生産性が皆無に等しい日常の中にも

小さな幸せを見出せる相手こそが

きっと愛してるということなのだろう。


もしかしたら、君ではないのかもしれない、

正解のない人生を後悔しないように生きるためには

今君の手を離さず、

ただひたすらこの日常を流しているだけでは

いけないのかもしれない。


新たな旅に踏み出すたった一歩の勇気が

僕にはまだ沸いてこない。

3/30/2025, 1:01:17 PM

好きが何か分からなくなった時、

自分が相手のことをリスペクトしているかを

考えてみるといい。

相手と話す中で「さすが」って自然と口にしたり、

いつのまにか人に恋人の自慢をしていたり、

逆にそれがなければそういうことなのだろう。

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