NoName

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5/26/2023, 1:11:52 PM

ロマンチックなことは、正直照れ臭い。
嫌いじゃないが、性に合わないと言うか、何と言うか。
そうは言っても、どうせなら、喜んで欲しくて。
結局、照れ臭さより優先することがある。

星に願いを込める姿に、そっと”月に願いを”込めてみる。

星が聞いてくれるなら、月に誓うのも悪くない。



月に願いを

5/25/2023, 12:19:02 PM

見慣れた景色を所々揺らがせて。
聞きなれた音を緩やかに遮って。
そんな世界が、思ったよりも心地よくて。
窓辺に佇んだまま、じっと空を見上げた。

そう言えば、雨は嫌いって言ってたっけ。
鬱陶しいし、外に出れないし、セットも決まらない、なんて、拗ねて不貞腐れて。
宥めるのが結構大変だったっけ。
意外と気が合ってはいたけど、これだけは合わなかったなぁ、なんて思い出して苦笑する。

ーーー懐かしい、なぁなんて思うくらいには、時間が経ってるんだよな。

”いつまでも降り止まない、雨”が、少しだけ煩わしく感じたのは、らしくない感傷に浸ったせいかもしれない。



いつまでも降り止まない、雨

5/24/2023, 1:26:11 PM

終わりがないことだと思ってた。
どこまで行っても、抜け出せなくて。
どう尽くしても、伝えきれることじゃないって解ってたから。

それでも、そうするしか手段はなくて。
どうあっても、それでしかいられなくて。
だから不安で、怖くて、居たたまれなくて。
どうしてここに自分がいるのかさえ、解らなくて仕方なかった。

それは今も変わってなくて。
自分と言うモノが、一体何の価値があって、何のためにいるのか解らなくて。
無意味で無価値。
そう思うことでしか、自分の意義を見出だせなくて。

ーーーでも、何とか生きているわけで。

だから、”あの頃の不安だった私へ”。

私は今も生きています。



あの頃の不安だった私へ

5/23/2023, 1:10:46 PM

誰しも、思い込みや勘違いはあると思う。
それは、過去の経験から、現状の体験から、人伝の会話から。
一度そう思い込んでしまったら、返ることも変わることもなかなかに難しい。
誰しも、自分が間違っていた、なんて思いたくない。
認めて、変わることを受け入れられる人ばかりじゃないことも事実で。
世の中は、受け入れて変われた人が成功することもあれば、変わらずに貫き通した人が成功することもある。

ーーーそうなると、どちらも”逃れられない呪縛”なんだろう。

どちらにも成功者がいるお陰で、どちらにも敗者がいること。
この事実を認めることが、実は一番難しいのかもしれないね。



逃れられない呪縛

5/22/2023, 12:47:57 PM

いつだって、そうだった。
しっかりと握ってたのに、確かに捕まえていたのに。
気が付いたら、何にも残ってなくて。顔を上げたら、誰もいなくて。
それがずっと、当たり前だった。

……そんな日常が変わったのは、きっとキミのせい、なんだろうねぇ?

知らない方が、よかったのかもしれない。気づかない方が、よかったのかもしれない。

でも、やっぱり、良かったのかもしれないね。
そうじゃなかったら、ボクのしてきたことは無意味で無価値でしかなくて。
そうじゃなかったら、きっと、そんな風には思えなかったかもしれないからね~。

”昨日へのさよなら、明日との出会い”なんて、残酷でロマンチックな例えはキミだからこそ生まれたのかもね?

全てにさよならと言うボクと、全ての出会いに踏み出すキミ。

ーーーうん、やっぱりキミにはピッタリの例えだ。



昨日へのさよなら、明日との出会い

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