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5/6/2023, 12:39:15 PM

時々、無意味なことを考える。
それはもしもの世界。もしかしたら、あり得たかもしれない世界。
それを思う度に、自嘲せずにはいられなくて。

分岐点は、きっと幾つもあったんだろう。
まるでゲームの様に、複雑で、難解で、無数の選択肢があったんだろう。
その一つを間違えただけで、全てが台無しになることだってある。

だとしても、もしもを願ってしまうのは、今を後悔しているからなんだろう。
分岐点から別の選択をしたとしても、必ずしも理想通りになるなんて、解らないのに。

”明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。”

世界がなくなるとしたら、セカイが生まれないことを願うだろう。
セカイがなければ、分岐や選択に絶望する必要なんてないんだから。



明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。

5/5/2023, 2:19:58 PM

期待はしない。それが信条だった。
でも、本当は違ったんだ。

ずっと、怖かった。いつまでもそのままでいられるなんてあり得ない。
それを理解しているからこそ、期待しなくなった。
そんな自分を知られたくなくて、必死で取り繕って。
どうにかこうにか、生きてはいけたんだ。

期待をしない。それはどちらに対しても思ってることで。
生きているのに脇役で、引き立て役で、道化になって死んでいた。
それが、在り方だと思い込んでいたんだ。

脇役であることを、引き立て役であることを、道化になっていることを、後悔したこともある。

自分を魅せることは苦手だ。見せることさえ怪しいんだから当然。
誰かの引き立てになれる程平凡かと言われたら、平凡にさえなれないポンコツで。
チグハグな言葉と行動で道化になっていることにさえ気づかない、哀れと嗤われる存在でしかない。

ーーーけれど、だからこそ。
そんな”君と出逢ってから、私は・・・”

ようやく見つけられたセカイがあるのだと確信した。



君と出逢ってから、私は・・・

5/4/2023, 2:26:33 PM

作ることは嫌いじゃない。
でも、オリジナルは1つもない。
自分が作る世界は、いつだって誰かの模倣で。
ありきたりで、つまらなくて、どこにでもあるモノしか作れない。
それがプロになれない理由だと諦めて、挑戦することも、そこから学ぶこともしなかった。

ーーーでも、模倣は自分の唯一の武器で、自分の在り方で、作る証明だと知らされた。

作ることは好きだ。けれどそこに個性はない。
その個性のなさが、自分の作り出すものなのかもしれない。
個性がないと言うことは、個と言う我を、自分はいつだって消せると言うこと。
それを、強みだと思ってもいいのか解らないけれど。

”大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?”

目を閉じた先に浮かんだセカイは、やはりありきたりで味気ない、そんなセカイだった。



大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?

5/3/2023, 1:21:42 PM

伝えたかった言葉は、幾らでもあって。
でももう、届かないのかなって思う度に、哀しくなって。

違うか。届かないんじゃなくて、解らないんだ。
その言葉を伝えた時、どんな顔をするんだろう?
どんなふうに、返してくれるんだろう?
想像はできても、答えを知ることはできないんだ。

でも、それでいいのかもしれない。
解らないままの方が、きっと幸せだと思うから。

”「ありがとう」そんな言葉を伝えたかった。その人のことを思い浮かべて、言葉を綴ってみて。”

綴る言葉は、それだけ。
後はいつか、直接聞きに行くから。
だから、その時まで、待っていてね。



「ありがとう」そんな言葉を伝えたかった。その人のことを思い浮かべて、言葉を綴ってみて。

5/2/2023, 1:34:48 PM

満たされることが怖かった。
一度でも満たされてしまえば、後は枯れていく様に怯えるしかないって思ったから。
半端なままでいい。全力で、満たさなくていい。
俺にそんな価値があるとも思えないし、お前は、まだまだこれからじゃんか。
いつかは、手を離さないといけないんだって解ってる。
解ってる、はずなのに、解りたくないってワガママ言ってる自分が嫌いだ。

ーーーなぁ。お前はどうして俺を選んだの?
お前なら、俺なんかよりお似合いの奴は幾らでもいたはずなのに。

それなのに、なんで俺を隣に置こうって思ったの?
こんな、取り柄もないどうしようもない奴なんて、お前には相応しくないのに。

幾ら考えても解らなくて、余計に怖くて仕方ないんだ。
手を離さなきゃいけないのに、手を離される恐怖に怯えるなんて情けないのに。

だから、だから、もう”優しくしないで”

いつか手を離されるなら、その優しささえ凶器でしかないんだから。




優しくしないで

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