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2/18/2024, 1:31:51 PM

『今日にさよなら』

空を焦がすような夕焼けは太陽の慈悲かもなぁ、と
買い物帰りに独りごつ。

自分の光の届かないところで夜を越える、自分よりちいさないのち達が心配で心配で
自分の光を託した月がいてもまだ心許ないから
最後に一際明るい光を見せて、「大丈夫だからね」「綺麗でしょ、明日も見たいでしょ?」「また照らしにいくから生きててね」なんて言って去っていく
いのち過保護かつ過激派太陽様の概念を受信してしまって、流石に苦笑した午後6時。

2/14/2024, 10:54:37 PM

『バレンタイン』

友人達から4つ、かわいい後輩から1つ。

友人達に2つ、父親に1つ。

懐の寒さと引き換えに、自分では買わない種類のチョコレートを味わえるこの時期は素晴らしいな、と毎年思う。

予想していなかった友人2人と後輩ちゃんには、ホワイトデーにでも良いお返しをしたい。

2/12/2024, 3:15:24 PM

『伝えたい』

私は人に何かを伝えるということがド下手くそだという自覚がある。

元々緊張しいなのに加えて滑舌が悪い、声も小さい。
おまけに焦ると修飾語が抜ける。酷いときには主語も抜ける。もはや文ではない。
「そういえば期限明日だったよね」「ごめん何の?」のようなやり取りを何人と何度したことか。申し訳が立たないし反省も後悔もしているが、多分私はまたやらかす。
それがわかっていて謝ることは、もはや不誠実であるような気さえする。
一応言っておくが、上の期限のやり取りは友達との会話だ。

初対面の人と、の場合はもっと酷い。
相手様「狛さんはどんな分野に興味がある?」
「………………言語とか、……、……その、特徴とか、デス……」
「そっかー」

上の文を出力する前に脳内で考えていたことが下の文である。

「(外国の文化とか地理とかから読み取れる)言語(の発展)とか、その(言語による形容詞の)、特徴とか、デス……」

これは酷い。言いたいことが七割五分ほど焦りと緊張で大気圏外にないないしている。ちなみに三点リーダー部分はずっと考えを纏めようとして口が鯉のようになっているし、手が気持ち悪い動きをする。絶望である。

最初何を書こうとしていたのか忘れたが、
まぁこんな奴でも生きられているからお気楽にいこうぜ、って感じで。
雑か。

2/11/2024, 1:08:07 AM

『誰もがみんな』

誰もがみんな、と書こうとして手が止まったのは、
私が対人関係に消極的な人生を歩んできたからだと思う。
誰もがみんな悩むこと、というものが私にはよくわからない。
ただ「よくわかんねぇなぁ、まぁしゃあないか」と思って、それっきり。
こんな薄く軽く呆けたような人生だが、それでも重く苦しむよりかはいいんじゃないかなぁなんて言い訳しつつ、今日も私は空を眺めるのだ。

2/9/2024, 2:13:27 PM

『花束』

花束を渡される夢を見たことがある。

上下左右前後、不安になるほど白いそこに、私の意識がぽかりと浮かんでいた。
目の前には花束を抱えた、これまた白くて大きな誰かが立っている。
その人は服、肌、髪、虹彩に至るまで、真っ白。
なのに手に持った大きな花束は凄く鮮やかで、綺麗なのに私にはなんとなく場違いのように思えた、はず。正直あまり覚えていない。
見上げていれば、相手は少し屈んで花束から一本花を取り出し、私の前に差し出した。青と白、黄色の花びらが爽やかな、大輪の花だったことは覚えている。

「これは、○○ちゃん。」

呼ばれたのは、私の友達の名前だった。
なるほど、スポーツクラブに入っていた快闊なあの子にぴったりな花だと思った。
相手はその花を私に渡し、次は何本かまとめて花を取り出す。

「こっちは××先生、これは□□さん、これはーーー」

呼ばれたのは、学校の先生や当時好きだったキャラクター達の名前。どれもそれぞれの性格に合うような色合い・大きさの花で、私はうん、うんと頷きながら花を受け取る。
いつの間にか六本に増えていた手を器用に使い、次々と花を紹介していたその人が、おもむろに私に手を伸ばした。

「君は、ーーーーーー」

そこで目が覚めたので、この話はおしまい。

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