Open App

『今日にさよなら』

空を焦がすような夕焼けは太陽の慈悲かもなぁ、と
買い物帰りに独りごつ。

自分の光の届かないところで夜を越える、自分よりちいさないのち達が心配で心配で
自分の光を託した月がいてもまだ心許ないから
最後に一際明るい光を見せて、「大丈夫だからね」「綺麗でしょ、明日も見たいでしょ?」「また照らしにいくから生きててね」なんて言って去っていく
いのち過保護かつ過激派太陽様の概念を受信してしまって、流石に苦笑した午後6時。

2/18/2024, 1:31:51 PM