私は病気を患っている。
私の病気は珍しくて、
今の医療の技術ではどうにもできないらしい。
この病気が発覚したとき、即入院だった。
病室は窓の外からの日差しが暖かい。
病室は暇で、ずっと外を見ていた気がする。
私はずっと一人だった。
唯一の楽しみは、窓の外に咲いている勿忘草を見ることだった。
そして、勿忘草を見始めてから入院から4ヶ月がたった。
勿忘草は枯れてしまった。
そして、私の寿命は今日で終わる。
私も勿忘草と一緒に散ってしまうらしい。
でもずっと好きだった花と一緒に散れるのが嬉しい。
そして私は勿忘草と共に散っていく。
《勿忘草》
子供の頃、散々遊んだぶらんこ。
「お姫様も公園で遊んだりするんだ。」
あなたはそんなこと聞いてきた。
その時からあなたのことが好きだったわよ。
この恋は叶わなかったけど、
少なくとも私のほうが長く好きだった。
ずっと恋愛相談乗ってきて、親友でいて、
どれだけ私が辛かったことか、
あなたは知らなかったわよね。
いや、きっとこれからもずっと知らない。
教えてなんてあげないんだから。
私に、こんな健気で惨めな気持ちさせるなんて、
一生許さないんだから。
でもあなたは気づいてたみたい。
「お姫様が恋していいの?」
またあなたは無邪気に聞いてきた。
当たり前じゃない。
お姫様以前に女の子だもの。
今日も私はあなたに恋をしている。
そんな健気で惨めな恋は、
いつも遊んでいた公園のぶらんこの上で、
あなたに知られずに、夕日とともに儚く散っていくの。
《ブランコ》
たまに旅をしたくなる。
この、毎日同じような日常に飽きてくる。
毎日わくわくするような
日常を求めている自分がいる。
けれどそれとは裏腹に、
変わらない、安心続くような
日常を求めている自分もいる。
だって逆に考えて、
旅を続けて、その最後には何がある?
その旅路の果てに、
私の求めているものはあるのか?
そんな事を考えながら今日も迷い続けてる。
《旅路の果てに》
「お元気ですか。」
手紙を書いてみた。
誰に書いたかはわからないけど。
手紙を書いて瓶に入れて海に流した。
ちゃんと流れるかはわかんないけど、
見つけてくれる誰かへの手紙。
見つけてくれるあなたは、
どこに住んでいて、何をしているだろうか。
誰かはわからないあなたに届けたい。
《あなたに届けたい》
「人を愛するのに理由はいらない。」
そう、私は言った。
あれは、カナダのケベック州に留学していた時だった。
私は、街であなたを見つけた。
あなたは転んだ子供を助けていて、
私には気づいていなかったけど、
私は、いつの間にかあなたに恋をしていた。
私は後ろから話しかけて、
子供を助けるのを手伝った。
そして、それがきっかけで
私達は、恋に落ちた。そして1年後。
私は日本に帰ることとなった。
あなたと過ごした1年は、
私の中で宝物になった。
空港についた時、あなたは、
私が見たことないほど悲しんだ。
「人を愛するのに理由はいらない。
そう、私は理由もなくあなたに恋をしたの。」
そう伝えた。そしたら君は真剣な表情で、
「Je t'aime」
と伝えてきた。意味はI LOVE…と同じ。
私も同じ言葉を返して空港をあとにした。
(長文失礼しました。)
《I LOVE…》