子供の頃、散々遊んだぶらんこ。
「お姫様も公園で遊んだりするんだ。」
あなたはそんなこと聞いてきた。
その時からあなたのことが好きだったわよ。
この恋は叶わなかったけど、
少なくとも私のほうが長く好きだった。
ずっと恋愛相談乗ってきて、親友でいて、
どれだけ私が辛かったことか、
あなたは知らなかったわよね。
いや、きっとこれからもずっと知らない。
教えてなんてあげないんだから。
私に、こんな健気で惨めな気持ちさせるなんて、
一生許さないんだから。
でもあなたは気づいてたみたい。
「お姫様が恋していいの?」
またあなたは無邪気に聞いてきた。
当たり前じゃない。
お姫様以前に女の子だもの。
今日も私はあなたに恋をしている。
そんな健気で惨めな恋は、
いつも遊んでいた公園のぶらんこの上で、
あなたに知られずに、夕日とともに儚く散っていくの。
《ブランコ》
2/1/2026, 12:08:34 PM