みみかゆい

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7/23/2023, 2:57:37 PM

花咲いて、種撒いて、また花咲いて、

アスファルトに咲く、黄色い花。

小学校の頃、先生は逞しさの象徴としてこの花を例えに挙げていた。

子供心にもこんな場所で孤独に咲けるのかと思い、とても感心したものだが、

花からするとアスファルトの下にある地面は案外、居心地の良い場所らしい。

その事実を知った時、植物とは本当に逞しい生き物だと、
心の底から感心したものだ。

7/23/2023, 1:05:39 PM

もしもタイムマシンがあったなら、

今頃世界中を何台ものデロリアンが走りまくっている筈だ。

その事実に気づいた俺は当時小学生で、

底なしに落胆した。

7/22/2023, 4:56:35 AM

今1番欲しいもの、

とりあえず紙にリストを書いてみると、

ほとんど金で何とかなりそうだった。

お金ってすごい。

7/20/2023, 3:22:00 PM

人生の歩む道を見失った時、私は私の名前を思い出す。

すると荒ぶる羅針の針はピタリと止まり、私に一点の道を示してくれる。

両親が私の為に一生懸命考えてくれた、私だけの宝物。


私にとって名前とは、

タトューのように私の中に刻み込まれていて、

呪文のように唱えると生きる力と勇気をくれる。

だけど、私の呪文はちょっぴり刺激が強いみたいで、

人前で唱えると、みんな凍り付いてしまうんだ。

7/20/2023, 10:44:37 AM

視線の先には、魔法の板があった。

これを使っている間、俺は異界で英雄になるのだ。

無意識のうちに板へと手が伸びていた。

しかし、忘れてはいけない。

この板には副作用がある。

異界で感じる高越感は、脳内で麻薬のように作用し、平坦な現実とのギャップに苦しむことになる。

『今日は、やめておこう』

そう心の中で念じた俺は、ベッドに転がりスマホの画面をつつくのであった。

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