スピラ

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1/25/2024, 5:47:52 AM

「ねぇ~。もうそろそろ
撮ってもいいんじゃない」
[だめだよ〜。あと少し待って]
そう言って君は私に笑いかける
「何でそんなにこだわるの」 
[だってこだわったほうがいい写真が撮れるから]
「さっきもそれ言ってたじゃん。寒いよ〜」 
そう言うと君は言った……
[あっ、今。ちょっとそこ立って!!]
「え、何!!急に」 
[早く早く!!]
彼の言葉に急いで立つと
[はい!チーズ!]
パシャ……
[………っっ。]
撮り終わった後
君はカメラをずっとみてる
「ねぇ、撮れたの?見せて」
[へっ……あっ…失敗しちゃったみたい。
こんなの見せたら怒りそうだからだめだよ。]
「えっ……。なにそれ〜。」
[ほら、帰ろうよ(笑)]
「えぇ~。」
そんなことを言って君は私の手を握って
歩き出す……
「まぁ。いいけどさ〜」
そうやって二人で手を繋いで帰路につく……


僕は逆光に照らされて微笑んでる
君の写真を見て何故か君に見せたくなかった…


  『      だって
         こんなの
       見せたくないじゃん…… 
         きれいだし…

         だからこれは  
         僕だけの【秘密】   』


1/22/2024, 1:03:18 PM

タイムマシーンがこの世にあったら
どれだけ楽に世の中を生きていけるんだろ……
何かを失敗してもまた戻ったらいい
あの時に戻りたいってどれだけの人が
思うのだろうか……

でも、僕はタイムマシーンが
万能じゃないのを知っているから
おすすめはしないよ……

そんなことを思っているとベルがなる……
あぁ、また使いたいと思う人が来た

[こんばんわ。あのタイムマシーンが
ここにあるって聞いたんですけど……
使いたいです。]

そんな声に僕の所有者は答えていた
「そうですか……わかりました。どうぞ
こちらに……」

そう言って一人の女性が僕を見る……
そして乗り込んだ……

    [ これで元に戻れる……
        数年前に……
     きっと彼を救って見せる ]

乗りこんできた女性はそう願っていた……
あぁ…ごめんね。
その願いは叶えてあげられないや……
だって……

   (   どれだけ時を遡っても   
       命の期限には  
      僕は、抗えないんだ……   )

   そんな僕自身(タイムマシーン)の 
         声は
     きっと君(利用者)には
       聞こえない……

1/20/2024, 6:30:15 AM

周囲の声を無視してただひたすらに
走り続ける……

どうなっててもいい。
とりあえず君に会って無事を確かめたい

後で怒られようがどやされようが
そんなの関係ない……
走って走って
扉の前に来る

君がいる部屋の扉を開けようとして
あかないことに気づく……

「あれ……あかない!!なんで」
上下に揺らしてもあかなかった。
すると
扉が開いて君は笑いながら言った……
「そりゃ。あかないよ。この扉
横に開けるんだよ(笑)」

いつものようにそこには笑顔で笑ってる君がいた。
「会いたかった……」

もう、離さないよ……
そんなことを思いながら
君を抱きしめた……

1/19/2024, 5:04:08 AM


「ねぇ、その日記何?」
新しくこの世界にやってきた子は大事そうに
日記を持っていた。
[あぁ……これ?
持ってきたくなかったんだけど
気づいたら持ってたんだ(笑)
誰にも見せられないんだけどね。]
そう言って彼女は悲しそうに笑っていた。
「そうなんだ…。」
そんな話をしていた……

新しく来た彼女は、数日たったら
この世界に馴染んでいた…
はじめは大丈夫かなって思っていたけれど
心配する必要はなかったみたい。
彼女に会いに行こうとうろついていると
数日前に見た彼女の日記が落ちていた。
「あれ?これってあの子のだ……」
拾ってあげようと手を伸ばすと
急に風が吹いて日記が開く……
その時に見てしまった……
数行だけ見えてしまった……

『もう、つかれた……』

私はその日記を拾い上げて彼女の元に向かう…
彼女はいつもいる場所であたりをキョロキョロ
していた。きっと日記を探してる…
「日記!!ここにあるよ。」
私が声をあげると彼女はこっちを見た。
[あっ…ありがとう。]
そう言って近づいてくる彼女を抱きしめる
[えっと……]
困惑する彼女に私は言った……
「ごめん。日記ちょっと見た……
辛かったね……ずっと我慢してたんだね…」
そう言うと彼女は泣き出した…
いっぱい泣いたらいいよ…

しばらくして彼女は日記を見せてくれた……
彼女の閉ざされた日記には
彼女が今まで生きてきた中のいろんなことが
記してあった…




1/17/2024, 5:41:11 PM

木枯らしって聞くと
すぐに寒そうって思ってしまうな…
知らない間に木枯らしを
感じてたりするのかな……

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