「ねぇ~。もうそろそろ
撮ってもいいんじゃない」
[だめだよ〜。あと少し待って]
そう言って君は私に笑いかける
「何でそんなにこだわるの」
[だってこだわったほうがいい写真が撮れるから]
「さっきもそれ言ってたじゃん。寒いよ〜」
そう言うと君は言った……
[あっ、今。ちょっとそこ立って!!]
「え、何!!急に」
[早く早く!!]
彼の言葉に急いで立つと
[はい!チーズ!]
パシャ……
[………っっ。]
撮り終わった後
君はカメラをずっとみてる
「ねぇ、撮れたの?見せて」
[へっ……あっ…失敗しちゃったみたい。
こんなの見せたら怒りそうだからだめだよ。]
「えっ……。なにそれ〜。」
[ほら、帰ろうよ(笑)]
「えぇ~。」
そんなことを言って君は私の手を握って
歩き出す……
「まぁ。いいけどさ〜」
そうやって二人で手を繋いで帰路につく……
僕は逆光に照らされて微笑んでる
君の写真を見て何故か君に見せたくなかった…
『 だって
こんなの
見せたくないじゃん……
きれいだし…
だからこれは
僕だけの【秘密】 』
1/25/2024, 5:47:52 AM