てふてふ蝶々

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8/25/2023, 2:12:09 AM

暑くないのに、汗が吹き出す。
体は怠くて仕方ない。
熱もない。
コレが多分、更年期。
私もそんな歳か…。
反抗期真っ盛りの思春期が家にいる。
お互い、理不尽な八つ当たりをし合っている。
家の中の空気が悪くなる。
割と仲の良い家族だと思う。
だから、夫はまたかって感じで傍観しつつ、そっと子供に寄り添ってくれたり、私が怠さを訴えれば家事を代わってくれる。
子供も悪かったなと思うのか、たまに洗濯物を畳んでおいてくれたり、洗い物をしといてくれたりもする。
なのに私は…ってやるせない気持ちになる。
まさか自分の感情や体がこんなに思い通りにならなくなるなんて。
そんな自分が情けなくて涙がでる。
おばちゃんの涙なんて、なんの価値があろうか。
本当に、もう、やるせない気持ちでいっぱい。

8/23/2023, 10:41:47 AM

不法投棄です。
海を汚しています。
私は私自身の体から流れる血を海に捨てています。
急激な怒り。衝動。
そこら辺に落ちてた流木の枝で太ももをブッ刺した。
私は太っているかもしれない。
だって、陸上で夏まで走りまくってたもん。
夏の甲子園ばかり有名だけど、陸上だって大会があって、負けたら卒部。
本当は球技がやりたかったけど、陸上部に入って、短距離の担当になった。
一年生の頃は、全然ダメで、部活の友達とワイワイするのが楽しくて続けたような感じ。
二年生になって、コーチとか指導の先生が褒めてくれるようになったら、メキメキ早くなってそれが嬉しくて朝練も辛くなかった。
0.00秒の戦いに楽しさを感じた。
ただ、ショートカットで日焼けして、足は男子より太い。それが少し恥ずかしくて、好きな男の子がいたけど、告白する事もなく降られた。その子には色白で華奢な彼女ができたから。
それからは部活!走る!早く!
と、自分を鼓舞して部活中心の生活。
お父さんは呆れて、お母さんは成績の心配。
私には今しかない!とばかりに親のお小言なんて無視して部活にのめり込んだ。
遅くまで練習したくて塾もやめた。
大学はスポーツで行くから!と親を説得して高校三生。
春に一年生が入ってきた。
その中に明らかに早く走る子がいた。
同じ短距離で。
聞けば、中学ですでに全国で戦っていたらしい。
後輩だけど先輩みたいな、妙な感じ。
先輩として、負けてなるものかと、走る走る走る。
先生や親の言うことなんて聞いていられない。
私には早く走るしかないから。
夏の大会を前にあろう事か肉離れ。
全治4週間。
大会に出なきゃ成績もない。
スポーツ推薦以外考えてなかった。
もう、私より早く走る一年生が、インターハイに出るのはわかってる。
先生は怪我が治ってからまた陸上すれば良いなんて言うけど、私は今しかなかった。
もう、人生終わったと思う。
だから、いっそ諦めて、足が無ければいいと思う。
だから海に私の血を不法投棄。
携帯も沖に向かって投げ捨てたから不法投棄。
私も自分自身を海へ投げ捨てちゃえば良かったなって思うけど、太ももに木の刺さった女子高生がウロウロ歩いても変だし。
波打ち際に座って、私の血が海へ流れるのを眺めていよう。

8/22/2023, 10:45:31 AM

勉強できる子が赤点で。
寡黙な子がおしゃべりで。
男の人が子供を産んで。
女の人が大黒柱。
赤信号が進んで良くて。
青信号が止まれ。
笑ってる人がいたら慰めて。
泣いてる人がいたら喜ぶ。
好きな人に嫌いって言って。
嫌いな人に好きって言う。
ブサイクは美人に。
美人はブサイクに。
子供が大人になって。
大人が子供になる。
魚が空を飛んで。
鳥が海を泳ぐ。
1日だけ、24時間だけ。裏返しの世の中になってみたい。
私はどんな人になるんだろう?

8/21/2023, 11:47:34 AM

人間って、大変。
ってか、人間として生きてきたから他の生き物の事知らんけど。
生まれてしばらくは、誰かの世話にならないとすぐ死ぬ状態。
それから、言語やマナーを学ぶ。
トイレの仕方、箸の持ちかたとか。
社会に出たら、幼稚園でさえ裕福とか貧乏とかある。
小学校に上がったら成績や運動能力。
中学ではそれが顕著になる。
義務教育が終わって、当たり前みたいに高校に行けば、偏差値とか、働くか大学行くか選択しなくちゃならない。
大学に行けば、誘惑に打ち勝つ精神力が無けりゃいい就職なんてできないか、もしくはめっちゃ運良く早々内定貰うかで。
就職したらしたで次は結婚するかしないか。
古い考えの人の顔色伺う必要も出てくる。
結婚してもしなくても苦労。
子供を産んでも産まなくても苦労。
老後なんて、今まで頑張ってきたって、世の中何があるかわかんない。
鳥みたいに、ポコっと卵で産んで、ビービー泣いて、ご飯を親から貰えなくなったら自分で取りに行って。
親、いらんわ。ってなって巣立って、番ができたり出来なかったりして死んでいく。

時間の長さ違うだけで、人間と大して変わらんやん。
鳥だって、モテるモテないあるだろうし。
鳥には鳥の苦労があるだろうし。
エアコンのあるとこに居るのは籠に入ってる鳥しかおらんやろし。
人間と、鳥、比べたって意味ないけれど、
賢い鳥。って言われない鳥って、3歩歩いたら忘れるっていうくらいだから、悩みはなさそう。
私は、人間辞めて3歩歩いたら忘れる系の鳥のような人生を送りたい。


私も大きくなった。周りのみんなも大きくなった。
そろそろ頃合いだ。
と、思っていると見慣れた人間が、突いてもビクともしない分厚い服と靴でやってきた。
手には何やら長い物。
いつもと違う様子に仲間は戸惑ってバタバタしている。
一羽の仲間が捕まって、すぐさまスパンと首を落とされた。
体だけがバタバタと猛ダッシュしている。
それ見た仲間が更にバタバタと逃げようとした。
しかし、所詮檻の中。
腹を括ったらしき仲間達が自分の最期を悟り大人しく列になる。
私も列に並ぶ。
次々と首を落とされる仲間達。
自分達はこの日のために成長させられたんだから、逃げようとしても叶わない。
せめて、苦しくないように。
死んだと気が付かなかったかのように首から上のなくなった仲間が走って、力尽き死んでいく。
なかなか殺しの上手い人間だ。
もうすぐ私の番って時に、一際、成長の良かった丸々太った奴が殺された。
それが満足だったのか数が揃ったのかわからないけれど、人間は、死んだ仲間を拾っていなくなった。
次は自分の番かもしれない。
明日かもしれない。
数も数えないは本当。私達には意味がないから。
言葉もわからない。それも本当。
だって、私達に必要なのは言葉じゃないから。
人間の為に生まれて死ぬ。
だからって感情がないとは思わないで欲しい。
ちゃんと育ててくれた人間に愛と感謝がある。
人間も感謝を込めて育てて殺してくれる。
いつも突然やってきて、スパンと首を落とす。
私はあの人間のやる事は出来ないし、したくない。
それをやる人間はさぞ大変だろう。
私は鳥だ。
だから鳥の生を全うする。
他の鳥のように、一度でいいから空を飛んでみたかったとは思う。

8/20/2023, 10:57:12 AM

早々と大学が決まった。
念願の志望校に合格決まった時は泣くほど嬉しかった。
新生活も楽しみ。
生まれて初めての一人暮らしも楽しみ。
都会へ行くのは不安半分楽しみ半分。

合格が決まるまでは明るい未来ばかりに目がいっていたけれど、決まって落ち着いたら色々なものと別れる事に気がついた。
両親。とは別れじゃないけど、もう朝起こされたり小さなお小言もいわれなくなる。
慣れ親しんだご近所さん。朝、いつも挨拶するおばあちゃんにも会わなくなる。
友達とも、今みたいに毎日会えるわけじゃない。
彼氏とは遠距離の予定だった。
よくよく考えてみると、会いたい時に会えないで縛りつけ合うだけの関係は、若者としていかがなものか?
縁が続いていつか結婚したとして、他の誰とも付き合わずに結婚したら後悔しないだろうか。
だから、最近別れようと切り出すタイミングを探している。
別に嫌いなわけじゃないし、好きが大きいから会うとなかなか言い出せない。
だからと言って、高校生活の大半を彼氏彼女として過ごしてきたのに、LINEや電話で別れるのも違う気がする。
彼からは、「離れても会いに行くから」とか言われちゃって、嬉しいやら切ないやらモヤモヤ。

人より早く決まった大学合格。
さよならを言う前に、たくさんの人とさよならする覚悟をしなければならないなぁ。



死のうと決めた。
今から死のう。
刃物や薬や死ぬ方法のイロハは調べ尽くした。
飛ぶ鳥跡を濁さず。
部屋を片付ける。
整理する。
やりだすと止まらない片付け。
いっそ、居なかった事にしたいと、手当たり次第にゴミ袋に突っ込んでいく。
部屋の隅にゴミ袋が積まれていく。
死ぬって決めて、どうでもいいはずなのに、資源ごみとキチンと分けたりしちゃう。
燃えるゴミ、燃えないゴミ…
家具の中は空っぽになった。
凄く汗をかいたからシャワーを浴びる。
シャンプーリンスを捨てたから、水浴びみたい。
汗臭い服で体を拭いて、燃えるゴミに突っ込んだ洗濯済みの服に着替える。
さぁ!死ぬぞって思った頃、朝日が登った。
今日は燃えないゴミの日で、今日を逃すと二週間は捨てられない。
燃えないゴミを捨ててから死のう。

ゴミ出しを終えていざ!
ちょっと待って。
親族とかが死んだ私の部屋に来るかもしれない。
メモをしよう。
死んだと報告してほしい人リストを作る。
そのためにゴミ袋から鉛筆やらメモやらを取り出す。
私は一体何をしているんだ。
メモをぐちゃぐちゃに丸めてまたゴミ袋に突っ込む。
さて、何もない部屋でどう死のう。
困った。
勢いで刃物は捨てた。
薬もゴミ袋の中。
紐…紐で首を!
山のようなゴミ袋から紐になりそうな物…
いや、面倒だ。
紐、コンビニで買おう。
一番上のゴミ袋に突っ込んだ財布を取り出して、外に出る。
最後の晩餐だ!とばかりに大好きなご飯屋さんでお昼ご飯を食べよう。

ご飯を食べていると、私、何してるんだろう?
と馬鹿馬鹿しくなった。
死のうと決めてから、全然死ぬ気になれてない。
さよならって言える人でもいたら違うのかも。
仕事を辞めてお金がなくなり、親にも頼れず友達もいない。
私が生きていようが、死のうが、誰も何も思わない。
せめて『さよなら』が言える人。
死ぬ前に『さよなら』って誰かに知らせたい。
自己顕示欲?
今、この世にさよならを言う前に、誰か私のさよならを聞いてくれませんか?

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