Lemon

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12/2/2024, 7:29:51 AM






私が、「愛してるよ」と言うと

貴方もそれに対して「愛してる」と応えてくれます。



これが私にとっての幸せ



私が「好き」って言うと

貴方は「大好き」と返す。


「ずっと傍に居て」って甘えると

「貴方の傍から離れない」と言ってくれます。



このやり取りが好きだった。

私には勿体ない程貴方に愛され尽くされた。















私が「愛してる」と言うと


貴方は「俺も」と言いました。




「大好き」って言ってみました


「うん」と、返ってきました。




私が貴方に出会った頃、貴方は物凄く遠いモノだった



付き合う頃には、切れていた愛(いと)を結んでくれるみたいに縮ませてくれた。


それなのに



あぁ、そろそろかな



もう、貴方とのリボンが切れちゃう。





私と貴方の大事な繋ぎ。






さようなら、愛しい人。



さようなら、私の糸。




_距離_



9/23/2024, 1:15:01 PM

_ジャングルジム_

「おぉすげぇ!」
暑い夏には丁度いい涼しい風が吹き抜けてく。
今日は諒と一緒に、森へ探検しに行った。
森はどことなく木が生い茂っていて、
色んな植物が咲いている

「なぁ優!さっきあっちにリスみたいなやつが木の上登ってったぞ!!」

キラキラとはしゃぐ諒を見て僕は、なんだか可愛いな。
と、諒の話を聞かずにホッコリしていた。
森の中は凄く荒れていて、
もうずっと昔から整備されてないような、そんな森に男子2人で入っていいのだろうか。
優等生みたいな考えは諒と一緒に流した。
僕は、危険で危ない、所構わず何処でも、諒と一緒ならどこへだって行ってもいい。
諒といれるなら、それだけでいい。
そんな考えが、いつしか溢れていた。

「、、、?どーした優。なんか今日ボーッとしてるような。」

すると、諒は心配するかのように、
ずいっと顔を近ずけて僕の顔色をうかがった。

「んぇ?!そんなことないよ!元気元気!」

「そーかぁ?具合悪くないか?気分悪くなったらいつでも言えよ。」

そう言い、諒は僕にさっきまでとは裏腹に、
心配げな優しい表情を向けた。

「うん、、、!ありがと!」

直ぐに顔を背けたのはすぐの事。
、、、さっきの心配したような、優しい顔、
ものすごく可愛いと思った。
この顔、誰にも取られたくないなぁ、
こっそり、バレないように、
また気持ちを隠す。
具合が悪いのはきっと諒のせい。

これはきっと、恋なんだ、

8/31/2024, 4:08:42 AM

‐香水‐

俺はこの匂いが大嫌いだ。

甘ったるくて、鼻をツンと刺すような匂い。
教室の窓際の席。
俺の前の席に彼女が座っている。
大嫌いな香水の甘い香りが、
後ろの方まで漂ってくる。
俺は彼女の後ろで睨もうとした。

だがその瞬間、彼女がふと俺の方を向いた。

俺は一瞬ドキッとして
戸惑ってから彼女に話しかけた。

「あの、何か用?」

緊張してだか声のトーンがいつもよりちょっと低くなった。

「いや、その、、、私今、髪に香水付けてて、後ろの席の貴方が不快になってないかなぁと思って、、、」

そう言って彼女は長いロン毛を耳に掛けて
クールのわりには、ふにゃっと笑って見せた。
彼女が動くと同時に、髪がフワッと優しく動く。
その度に甘い匂いが俺を包むようにして流れてくる

俺はこの匂いが嫌いだった。
だからちょうどいい機会だと思い、
彼女にぶつけるように言う

そんなつもりのはずなのに、

「いや、別に、、、いいんじゃない」

「、、、なら良かったです、‪ෆ‪」

安心したかのようにフワッと前を向く彼女。
、、、はっ、まさか俺が香水苦手なことバレてた??
いや、まだそんな事言ったことねーし、

、、、もう1つ、疑問ができた

彼女に言うチャンスだったのに、
どうして否定出来なかったんだか、、、
彼女の香水の匂い、痛いぐらいに嫌いなのに、

この時、この瞬間、初めて思えた

彼女がつける香水の匂い、ちょっと好きかも.


なんてな.




7/16/2024, 4:28:00 AM

_終わりにしよう_


「…もう、終わりにしよう。」

彼のその一言だけで、私たちの関係は終わってしまった。

「…そうだよね、わかった。」

彼が終わりを告げ、私はそれを受け入れた。
最近、彼の素っ気ない態度が気になって仕方がなかった。
帰りの時間も遅くなっている。

理由を聞いたら、

「…何でもない。」

それだけ。

どうせ、他の女の子と遊んでいたんでしょう?
私なんか、こんな芋なんかと一緒にいただけで貴方の恥になるもの。

…じゃあなんで、あの時、貴方は私にあんなこと言ったの?

"貴方を一生大切にします。"

バカだなぁ…。
一生って、もう終わっちゃったよ。あっさり。
自分から、勝手に私を好きになって、勝手に好意を向けてきて、勝手に告白してきちゃってさ。

本当に自分勝手な人。

一生なんてないんだよ。
手放すつもりだったんなら最初っからなかった事にしてよ。

ほら、付き合った理由も、別れた理由も
全て貴方のせい。貴方の身勝手なこと。

私はそれに付き合ってあげただけ。

…貴方の、その自分勝手な、無邪気な性格が、

私は、好きになってしまった。

…貴方のせいで、私も勝手に貴方を好きになる。

貴方が、始めたことなんだから、最後まで、本当の終わりまで自分勝手に私を愛してよ…。

こんな身勝手、私は許せないよ…。

終わりなんて、いやだよ…。

7/12/2024, 11:08:27 PM




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