テーマ これまでずっと
5歳の時に親が死んだ。死因は忘れた。そんなことより死んだことを受け止めれてなかったから。
でも、
「帰ろ〜〜!」
「..いいよ」
「ーーーーーでね〜〜〜がw」
「..w」
小学2年生の頃。親友ができた。嬉しかった。こんな僕といっしょにいてくれることが。
中学生でも、
「..学校行くぞ〜!」
「...期末やだなぁ」
「..赤点取る自信しかないよ!」
「自慢げに言うんじゃないよ...」
一緒の学校でたくさん経験をした。修学旅行で迷子になったのは秘密。
高校では、
「待っt」
「「「キキーッ」」」
「....ぇ..嘘..だよな...」
別れは突然だ。何も知らせないで大切を奪っていく。"また"失ってしまった。高校3年生の最後の春。その季節も、年齢も受け入れられなくなっていた。大学生活は記憶にも残らないくらいに僕の心は傷ついていた。
「...君も僕を捨てるんだね」
何一つ曇りのない満月の夜に放った。
君に届いてることを願って。
おわり
テーマ 街の灯り
「"じゃあね"」
そう言って去っていった人。今はまだ太陽が出ていて明るい。あの人は帰って何を食べるのかな。そんなくだらないことを思っていた。
「...ぁ」
夜になり、辺りの街灯が灯った。あの時、どんな返答をすればよかったかな。どんなふうに話しかけたらよかったかな。
そういやあの人今日命日だね。
「..あぁ」
やっと終わった。しぶといんだから。隙を見て話しかけたけど結局無駄足だったじゃん。本部もちょっとはしっかりしてほしいな。でもあの人性格やばいな。金に目がないっていうの?本当に金のために生きてきたような感じの部屋だな。だからあの人はあの子を殺せたんだろうね。
「ざまぁ」
あの人の命は夜と共に消えていった。
おわり
テーマ 星空
「星を見てみようよ!」
施設の部屋で言われた。
「星空ねぇ...ここを抜けれるかな?」
この施設を抜けれるのかな。あいつがねぇ。
「なんだよそれぇ」
「で?抜けれると思う?」
「うん!!」
元気いっぱいに答えられた。
「だから一緒に見に行こ!」
「..いいよ乗った。」
「やっった〜!」
「予定する日は?」
「え?今日だよ?」
「はぁ?」
思わず呆れた。まぁしょうがない付き合うか。
「まぁいいけど」
でも洗濯さぼるなや。
ー 夜 ー
「ぉぃ」
止めようとしてもあいつはズカズカ進む。ここがどこなのかわからくなるような場所を歩いている。
あいつが立ち止まった。
「...きれい」
あいつが喋った。
「..そうだな」
こんな景色は見たことがなかった。
「..と言っても急いで帰らなきゃやばいぞ」
「...ぁ...そうだね」
「じゃあかえ((」
「まだここにいたいや..」
星空をみながらあいつは言った。
「..でも時間が」
あいつが静かなんて珍しい。
「....ぁ」
目を閉じて星空を見たまま、あいつは去っていた。
おわり
テーマ この道の先に
道が途切れた。その道の先には傷だらけの僕がいた。
「あれは...僕?」
僕なのかもわからない。けれど僕に見えた。あの僕と僕の間にある谷を見てみた。
「...ぇ」
そこには両親や友達、先生などの罵声が漂った地獄みたいな空間があった。
ふと上を見てみた。
そこには笑顔で両親、友達、先生と話している僕がいた。
手を伸ばしてしまった。
深く深く谷へ僕は沈んでいった。
さようなら道の先の僕。君のところへ登れなくなってしまったよ。
目が覚めるといじめられてる光景が見えてきた。
ごめんね未来。ごめんね僕。
おわり
テーマ 赤い糸
全ては糸で繋がってる。仕事も自分と結び付けられているし、某探偵のアニメで謎が繋がったときに糸が見えたりしている。自分を取り巻くように糸は繋がっている。
「おっはよ〜!」
今僕は糸が絡まっている。このような元気のいい人間が僕に話しかけると気まずい。本人は気にしてなさそうだけど僕はこの空気が嫌いだ。
この糸はいつほどけるのだろう。
おわり