テーマ ここではないどこか
「今日は雨だな...」
ジメジメしたのが嫌いな僕は気分が良くなかった。でも、
「雨だ!外の体育がなくなる!」
とかの理由で喜んでるかもしれない。人間は全く違う生き物のようだ。
「...更新してる」
お気に入りのストーリーを書いている人が更新してたら嬉しい。
「..お前が更新すんのかよ」
嫌いなストーリーを書く人には当たりが強くなってしまう。
みんなが見ている空間はみんなが同じで違う空間だね。
これを見ている場所もみんな違うでしょ?
天国かもしれないし地獄かもね。
おわり
テーマ 君と出会った最後の日
「じゃあさよーならー」
いつものようにダラダラと別れの言葉を言い去ったあいつ。
「じゃあね」
僕はこの先あいつの身に起きることを知っていた。なぜなら僕が仕掛けてるんだもん。憎きあいつは僕を嘲笑って生きている。もう今日でそれは終わりになる。
「...火だ」
マンションの屋上からみたあいつの家は燃えていた。
「...っ」
スマホを開いた。夜だから光が眩しかった。そこには「一家火事で死亡」と書かれていた。
もう悔いはない。またねセカイ。
おわり
テーマ 好きな色
「好きな色はなんですか?」
よくある質問。最初の自己紹介カードとかで書かれるやつ。あれって面倒なんだよね。
「..黒かな」
「...なんか特殊だね」
ほらこうなる。好きな色が黒ってだけでなんか特殊と言われる。僕だってかっこいいのには憧れるんだよ。あと黒って何にも染まらないでしょ。それがいいんだ。
「...血じゃんめんど」
あと黒いのは仕事のせいでもあるかも。でも昔この仕事に着ってわかってたのかな。
「...ぁ」
黒い空が僕の目にはより一層きれいに見えた。
「..バンッ」
邪魔するやつがいて台無しだけど。
おわり
テーマ あなたがいたから
「星を見に行こう!」
あなたがいたから。
「...そうだね」
「施設ちょっとくらい出ても大丈夫でしょ!」
外をしれた。
「...綺麗」
「輝いてる!...」
空の星は施設を出たことのない僕らにとって新しいものだった。
「...脱出してしまったんだね」
誰かの大人の声が聞こえた。空耳ではなさそうだ。
「....え」
銃声が鳴り響いた。一人の子供は銃弾を受け、もうひとりの子供の目は光がなくなっていった。
あなたがいたから、
恐怖を知れた。
おわり
テーマ 1年前
「また少ない報酬か...」
呆れてくるがそれしか生活費を稼げない。仕方ない。片付けてくるか。
「...あぁ」
ターゲットのホテルの窓からきれいな夜景が見えた。まぁ少しくらい休んでいいか。
「やけいきれいだね!」
「うん!」
楽しく見ていた過去。でも、もう違う。僕の世界は1年で真っ赤な世界になってしまったようだ。
おわり