賽目

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7/22/2023, 10:15:24 AM

平行世界、ドッペルゲンガー、過去改編。

矛盾があるから存在しないと、
頭のいい人は言うのだろう。

世界が違うから元の世界は変わらない、とか、
過去が変わったから自分は居なくなる、とか、

フィクションだろうが反吐が出るのに、
現実でも、そんな言葉は言われたくない。

だからこうしよう。簡単だ。

もしもタイムマシンがあったなら、

それは皆の記憶を消して、
体を治して、世界を戻して、

自分だけが変わらない。

そんな忘却装置なのだ。

そう思って、考えて、今を見ないと気が済まない。



【お題:もしもタイムマシンがあったなら】



┌────┐
| 一言 |
└────┘

サボった次の日にこれは頭がおかしい。

7/20/2023, 10:35:08 AM

オリジナリティも、特別製な訳でも無い。

ありがちな言葉や、元からある言葉の組み合わせ。
或いは、元からある言葉の単品。

別にあればいいと言いたい訳じゃないが、
少しくらいは芸があってもいいんじゃと思う。

退屈でつまらない環境に何一つ影響を及ぼさない。

マイナスじゃないなら良いなんて虚言だろう?

プラスじゃないなら無くていいと思えるんだ。

そんな物が溢れれて、その内の一つが私の物。

語れることも無い。含ませれる意味も無い。

強いて言うなら性別が分かりづらい程度で、誤差。

親の付けた、成長型肉塊の識別番号。

なんて考え方は、辞めるべきか。



【お題:私の名前】



┌────┐
| 一言 |
└────┘

別の物も思いつきましたが、そちらはお題から逸れるのでこちらが正解なのでしょう。

7/19/2023, 10:45:12 AM

真っ赤に輝く、真紅の宝石。

それは言葉にならない程に美しく、
ふと気を抜けば、手を伸ばしてしまう。

が、手を伸ばしても伸ばしても、
一切その手は宝石に届かず、空を切る。

『…………』

もうその光景は見慣れた物で、

当たり前の現象なのだが、
変化への期待が落胆を呼ぶ。

仕方ないなと割り切って、
再度宝石を見つめるが、その輝きは衰えない。

永遠を思わせる赤い輝き。

一目見れば心の高鳴りを覚え、
もう一度視点を合わせてしまえば、

最早それから目を離すことが出来ない。

その輝きに、一度はこの目を奪われたのだから。



【お題:その視線の先に】



┌────┐
| 一言 |
└────┘

太陽フレアを知っていますか?

7/18/2023, 10:41:49 AM

皆と同じ食卓で、
私はご飯を食べている。

それは豪華で、華やかで、
一目見るだけでも高価だと思える物。

見た目は百点、味は八十点。

ちょっとだけ食べ飽きてはいるけど、
不満を抱く程じゃない。

けど、満たされない。美味しくない。

首を動かして周りを見れば、
皆もご飯を食べている。

それは質素で、素朴的で、
一目見るだけでも安物だと思える物。

それを皆は美味しそうに食べている。

今日の話で談笑しながら、
美味しいだとか、食べやすいとか。

私に話は振られない。

どうせ話せないから、問題では無い。

けど、嫌だ。納得出来ない。

特別な料理、特別な立場、特別な対応。

その全てが私だけの為の物。

でも、嬉しくは無いよ。



【お題:私だけ】



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| 一言 |
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ありがた迷惑は指摘しづらいですね。

7/17/2023, 11:02:42 AM

左下の灰色の橋と右下側の住宅街。

右上には二手に別れた道があって、
別れた間には宿があった。

左下の橋の下には川があって、
左上には川の上流に繋がる森がある。

右上の道に付いてる階段から森に降りれば、
浅瀬の川に足が付く。

上流を目指して森を進むと、
柔らかい石の段差が快く連なっている。

それを登って、歩いて、そして……

何も無かった。

段差が無くなってもそこに川はあって、

先の見えない木の連なりが恐怖を与えた。

下流には人が居たのに、そこには誰も居なかった。

だから帰った。

逃げ去ったんだ。

それ以上は何も覚えていない。

踏み込んじゃいけないこと、だから。



【お題:遠い日の記憶】



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| 一言 |
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記憶は思い返す度に穴が開きますね。
表現するのも難しいです。
でも本当に何も覚えてないなら、その時は……

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