きっと、このまま生き続けても、
努力しなければ、幸福は訪れないだろう。
きっと、ここで死んでしまえば、
二度とその身は、栄光を浴びないだろう。
神様が舞い降りてきて、こう言った。
どちらも同じような、けど私の運命を語った物。
それらは誰でも吐ける言葉だけれど、
しかしちゃんと意味はある。
そのことをちゃんと理解して、
私は首を吊った。
【お題:神様が舞い降りてきて、こう言った】
┌────┐
| 一言 |
└────┘
突拍子の無いことは書いてません。
誰かの為になるならば、善悪などは関係無い。
そんな考えが、私は好きだ。
偽善なんて言葉で区切られる、慈善行為よりも。
まあ、考えてみても、何が当てはまるのか、
それは一切が分からないけれど。
ただ、そんな内容も不明なことを、
理論で否定する奴より、
無論で肯定する奴が好きなんだ。
誰がお腹を空かしていてもパンを与える、
そんなヒーローように。
相手が悪人でも、無価値でも、愚かでも、
例え、そのことを自分が知っていても、
一度は先入観無しに助ける。
そんなヒーローが好きなんだ。
【お題:誰かのためになるならば】
┌────┐
| 一言 |
└────┘
まあ、その結果で不利益を被ったら、
私は許せませんけどね。
生まれた時は、守られていた。
育つ時は、応援されていた。
巣立つ時は、好奇に踊らされた。
戦う時は、痛みに嘆くだけだった。
逃げる時は、安全を求めていた。
最後の時は、安寧を喜んでいた。
これだけ聞けば良い話だが、
実の所は違うのだろう。
幼い時の記憶は残らない。
嬉しい時の記憶も残らない。
ただひたすらに苦しい時を、
有益だからと覚える脳のせいで記憶している。
だから、安寧を手に入れても変わらない。
残っているのは、苦しい時の記憶だけだ。
……なら、最初から閉じ込もるべきじゃないか?
好奇や憧れなど忘れて、抱くことすらなく、
ただひたすらに、
何も無いことを繰り返す。
それこそが全てでは無いか?
そう考えたから、彼らは何もしないのだ。
【お題:鳥かご】
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| 一言 |
└────┘
幸せだからと、閉じ込めるのも、
閉じ込められるのが、可哀想と言うのも、
どれもエゴで、強制するべきでは無いのでしょう。
利害関係で構成された、それだけの関係。
物を貰って、物を渡して、
愉悦を感じて、嫌悪を感じて、
それが友情。フレンドな関係。
けどビジネスライクとは何が違う。
物だけの関係じゃないと、割り切っても、
心の中では同義だと思う。
結局はプラスか、マイナスか。
決して利益の無い献身などでは無い。
奴らは愉悦と言う感情を、
私との関係性で感じ取っているのだ。
そう考えたら「要らないな」って思えた。
どうやら私が求めてるのは、友情では無いらしい。
劣等感を感じている、謙虚な弱者。
軽度の施しに巨万の富でも得たかのように喜び、
私にだけは常に笑みを浮かべている弱者。
私は弱者に物を与え、
弱者は私に愉悦を与える。
私はこれも同じと思うが、
皆はそうと言わないのだろう。
【お題:友情】
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| 一言 |
└────┘
皆にとっての友情は、私にとっての友情だけど、
私にとっての友情は、皆にとっての友情じゃない。
蕾が割れて、花咲いて、
雪解けと共に顔を出す。
それでお終い。枯れきれて、
ほろ苦さ残し、春の風。
花の香り舞い、顰め面。
【お題:花咲いて】
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| 一言 |
└────┘
今日は短め。フキノトウって知ってます?