六月の帰路

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11/10/2022, 2:32:10 PM

視界から消える前に食べてしまえ 小さな愛を食べ尽くして 満足しただけだったよ
口が解けたあなた 道が溶けて
小さな赤い涙のうちに 酔生夢死が見えてた

体温をうまく、感じられていた事が思い出してた
小さな喇叭 嘘をついてたけど 君さアネモネだから
あなたの身体 赤い花を咲かせて 咲って お願いだから
君が二人いた 出会ってもなかった 咲いてもなかった
ただ伝わらないあなた 静かに泣いて どうしたの?

映画を最初から あなた笑ってたそんな時
全て崩れてた事
胸が騒いで 明くる日の事意味わからなくて
熱が頭に 私が熱に 水たまりに それが全て映し出されたみたいに もう終わりだって 教えてくれたのに
あれは虚言だ。 あれは妄言で、あなたは虚像かな
浅い川に流れたままで 拾われる事を願わなかっただけ

11/5/2022, 4:34:41 PM

窓に差し込む何かは多分誰かの幸せになって
私はゆらゆらと二段ベッドの一段目
飛べないままでそのままで月まで見よう
目をつぶっても何色かは多分夢の中で分かるね
それまでブランコに乗って 考えるのをやめるまで

去年の冬は多分 ストーブの影で眠ってた
その時だけ 雪になって溶けていた 何にも染まらないで
ただの人生の果て 降り落ちたのは間違いだったかなあ

夢の中は最悪だ 現実では無いから
少ない夢で それだけの世界で 幸せを分け与えよう
たくさんの雲をみんなで食べたい それは夢だった

夢が夢であり 私は烏になって そんな夢
甘い砂糖菓子の箱に お茶を添えた
正反対の答えを 知らないフリをした
うさぎが鳴いた これは夢だと気づいてた

でもそれは夢ではなくて 眼を開けていた
初めて知ったことだった 鮮明に覚えてた
それもまた夢であった


11/3/2022, 4:05:14 PM

口元に梅干しを その風味がとても甘く感じた
軽く息を吐いていて 死ねるように眠りにつけたらな
手の中に想像を思っていたって いつの間にかそれは
理想に変わってゆくだけだったのだろう
胸に抱きしめていたのは小さな彼岸花で それはまた望でしかなかったから

天から降った花に何もかも押し付けて 全部言い訳に
天国を奏でていたい
声が聞こえてきたって言ってた
私に全部の秘密教えてくれた
それがまた信じているわけでもなかった
ただ無駄になった声 気持ち悪い声
死ねばいいと思った
全部踏みつけられて言った 結局望は
彼岸花を 口元に その風味はまた。

10/31/2022, 9:27:10 AM

太陽君が隣の組にいた それは
とても綺麗だとゆらゆらと 花が靡くみたいに
自然なこと 大勢歌ってた それは安らかか
いや多分 造花に咲いた
空から目玉が降っていた 沈むように その事を地面に
雫が垂れた それを誰かが涙というものだ
実はそれは尿だった のも

面白くないものだと言った 誰かが泣いた
面白くないものだと言った 誰かが殺した
面白くないものだと言った 誰かが死んだ
悲しいものだと言った

四角い手首が恐ろしい 全てにはまるような気がしたと
まるで冬にいるみたいだった 外はどうやらお祭りで
黄色い歓声が蟬を殺した 虹を思い浮かべるみたいにさ

尖りくねった物体で 全てをカクカクにして欲しい
作り出された物体なのに どこか汚く見えて仕方ない
あなたは文句ばかりなのね

10/29/2022, 4:50:25 PM

見つけた、誰かノ水槽に 心臓を入れて 赤色の水
スープになった 海藻がおいしそうにゆらゆらと

黒色のスープは 味が濃いのかな 底は見えず
ダークブラウンのスープは 赤色の具材かな

消失点まで歩いた はて ここは何色に染りゆく
笑いながら混ざりあった 暖かいスープ

隕石の手紙 すべて分かっていたのにね
手が溶けて 美味しくなさそうだな

わかっていたことは何も無いね
震える空気に混ざり会えない

信号が変わりゆく それはもう 記憶が飛んだみたいに
最後まで冷めないでほしい 暖かいゆらゆら

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