六月の帰路

Open App

口元に梅干しを その風味がとても甘く感じた
軽く息を吐いていて 死ねるように眠りにつけたらな
手の中に想像を思っていたって いつの間にかそれは
理想に変わってゆくだけだったのだろう
胸に抱きしめていたのは小さな彼岸花で それはまた望でしかなかったから

天から降った花に何もかも押し付けて 全部言い訳に
天国を奏でていたい
声が聞こえてきたって言ってた
私に全部の秘密教えてくれた
それがまた信じているわけでもなかった
ただ無駄になった声 気持ち悪い声
死ねばいいと思った
全部踏みつけられて言った 結局望は
彼岸花を 口元に その風味はまた。

11/3/2022, 4:05:14 PM