もうすぐ土となるあたたかいベンチは私のことを知っている緑が好きなわたしをしっている。
知らない明日 また明日を知らないでいい
明日明後日明明後日またそう繰り返す日まで鳴いてみせてほととぎす
通り過ぎた街灯を振りかえった私はそこにはいなかったが目を凝らし微かに見えたそれは空まで届く星になった
屈折した光は 全てを歪ませた
眩しかった太陽が、私たちを塗りたくったのに
まだ同じ色にはなれないよ
時には赤い光が、時にはピンクの光があるのに
私たちは何色にもなれないよ
落ちているというものは
ずっと回り続けている飛行船だ
導かれるということは 終わりのないものだ
同じ行を繰り返し読んでいるみたいな毎日が好きじゃなかった
晴れた空や曇りの空のなかに
葉っぱがいちまいずつ落ちていく
たまに落ちて たまに登って たまに笑う
目を閉じて また目を開けた
いつもと変わらないたった一言が
朝日と共にやってくる
言葉を考える時は無音のままで、苦くなったチョコレートを食べながら。また、絵を描く時は言葉を聞いて私は考えた。
小さな友達がずっと横で寝ているような気がしてとてもあたたかいです、私たちは目を瞑って 。
ぼやけた山がそこにあるでしょう
繋がっている車両と共に感じることが出来るのでしょう。また移り変わる稲が、あしたはどれだけ大きくなっているのかな、少し前の朝 風を伝えるように揺れてたもの どこにいって、だれが触れていったのか、と考えていたりします。電子機器を眺めるだけの生活では、少しだけ温度が下がってしまうと思うのです。例え世界が変わっていくのだとしても、オーバーヒートしてあたたかくなって、小さな友達はぱっと居なくなったりするかもしれないけれど
鉛筆をにぎって、紙を撫でて、また何かを作ったりしてもみんな知らないままで、隣にいる人がずっと笑っていたりして、ただ手のぬくもりが増えるだけですよ。
もしも街を見下ろしているあなたがいるとするならば、その時私は見つからないように必死に隠れていますね
雨の日は多分、花のように。または宇宙のような景色が見えて そのうち空を見上げて
たまにはお手紙をください、そして全てを忘れて欲しい。 間違えた言葉は知らないフリをして。
もし、太陽の下
あなたが横を見て、前を見て、後ろを振り返っていたとしてら、また はなしてもいいですか
また鉛筆を握って、一緒に横を暗くなった街を
歩いて、泣いて。
そして忘れていってください、雲が流れて行くように