六月の帰路

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太陽君が隣の組にいた それは
とても綺麗だとゆらゆらと 花が靡くみたいに
自然なこと 大勢歌ってた それは安らかか
いや多分 造花に咲いた
空から目玉が降っていた 沈むように その事を地面に
雫が垂れた それを誰かが涙というものだ
実はそれは尿だった のも

面白くないものだと言った 誰かが泣いた
面白くないものだと言った 誰かが殺した
面白くないものだと言った 誰かが死んだ
悲しいものだと言った

四角い手首が恐ろしい 全てにはまるような気がしたと
まるで冬にいるみたいだった 外はどうやらお祭りで
黄色い歓声が蟬を殺した 虹を思い浮かべるみたいにさ

尖りくねった物体で 全てをカクカクにして欲しい
作り出された物体なのに どこか汚く見えて仕方ない
あなたは文句ばかりなのね

10/31/2022, 9:27:10 AM