ねちょねちょ系鯖缶

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12/1/2025, 12:41:07 PM

腹と心臓が凍えた日
ゆうべの泡をかき集め、捏ねくり回して“ほし”にする
そのまま電光へと翳して仰ぎ
咀嚼と並んで味を無くす

「あの頃食べたガラスの味は、どんなものだか分からない
喉元過ぎれば熱さを無くす
喉元過ぎれば錆さえ潰す
鉄棒によく似たかの感覚は、思い出を置き去り時間に消えた

「星の光が思い出せない
点描以上に昇格されない
ノスタルジーに罹った世界でモザイクみたいに千々に散る
あんや指ってなんだったかと掴めないことを掴めない
等加速に失せゆく興
更にはうたう声帯の温度
何一つを為せず叫べず藻掻いた記録が日を跨ぐ

記憶の中で凍てつく星空
願い依がった星の感覚
どこか似ていた自堕落な生活
そのうち気がつくことがある

造っただけの現実に、 端から味がする筈なかった

11/23/2025, 11:32:40 AM

赤虫って潰すなら、服から離すとよいそうです
潰した後の鮮やかが、洗えど中々落ちないのだと
よく車止めの裏や石畳に見ました
潰した帰りに言われたのが、それでした

後に生命を知りました
大事なものと聞きました
その日ふと思いました
何故あの人達は第一に、潰したことより洗い物を優先したのか
然程、大変な事柄ではないのかなと

次に、自らは自衛も儘ならぬ立場に在ると知りました
もし無理に力が揮われる時、生き死には相手の手に渡ること
同様なことを他の生命に為す場合、己の処遇に何一つ不満と言えぬこと
なので人は、人に優しくするんだと


しかし、窮地に立たされる時
きっと救えないほど殺します
けれどもならば、二度と恩赦を乞うこと叶わない
なんなら恩赦ありきの優しさを造る心理が許されない
そもそもどれだけ怯えに震えど、過去起こしたことが変わる道理がある訳ない

上下左右と前後に真裏
どこかしこだけを見ていたから、どこやかしこに目を塞ぐ
全てを見て見て
全てで縛ったこの口は
未だ息だけを嗄らす
いつかの言葉は正しかったと
洗えど背を這う紅の記憶

11/10/2025, 10:42:43 AM

木枯らしの
散らす香に
暮れるまま
二度とは寄せぬ
キンモクセイ

9/14/2025, 12:05:53 PM

僕の中身はからっぽだ
興味も特技もわからない
そんな自分の価値すら知らない
のうのうと笑える自分が嫌いだ

一挙一動気味が悪い
持ち上げた手は暖簾すら押さない
脳回路なども反吐が出る程月並みだ
否定に怯えて始まらないが
出来たら出来たで何もしない

「劣らずとも勝らず」
ずっと纏わり続ける言葉だ
結局何処にも貫けないのは
もう何の故だか解けない


ただずっと、物を告げぬ空白は
最善手だけを導かず

9/8/2025, 11:34:16 AM

十年前
君と確かにそこにいた
あの日、その横断歩道に駆けてしまうまでは
君と確かにそこにいたんだ

まだ、きっと僕はそこにいる
君もずっとそこにいる
きっかり理解してる筈の君が、誰もいない教室を
信号を
ビー玉を
ただ眺めていることを知っている

湛えた時間と雨と君
望むならば共に笑いたかった
でも、それも叶わない
隣にいたって出会えやしない
だから、

せめて、

そのまま僕を探してて

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