人さがし

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6/24/2023, 1:39:50 AM

─子供の頃は─

子供って良いよね。

大人と違って。

だって子供で居られたら、

夢も沢山見られるし、

社会の厳しさも知らなくていいし、

死について知らなくていいんだから。

僕も子供の頃は自由だったのになぁ。

上司に心の中では愚痴言いながら、

「すみません」って謝って、

今では馬鹿みたいに働いてるよ。

子供だった僕達は、

色々なことを教えられて馬鹿になる。

本当この世界は窮屈で、苦しくて、つまらないよ。

こんなになるなら、死んでしまいたかったよ。


所々私の考えも入れてしまいました...。
私の好きな言葉で、こう言うのがあります。
『正しさとは武器だ。
それは傷付けることができても、守り救済することは出来ない。』
あるアニメのキャラが言った言葉です。
あなたは正しさを、ちゃんと使いこなせていますか?
あなたの正しさを、人に押し付けていませんか?
以上、作者より

6/22/2023, 9:47:22 AM

─好きな色─

私はね、人の心が色に見えるの。

私はそれが好き。

カラフルで、綺麗で、相手を信じられるから。

本心で褒めてくれる人も居れば、

むしろその逆でお世辞みたいに言ってくる人も居る。

でも私だけがこの色を見れる。私は特別だと思えるの。

今日はね、いつも通り校内を歩いていたの。

何か面白い色無いかな~、って。

そしたらね。出会ってしまったの。

今まで見たことない色を持った彼に。

それから彼を観察していた。

いつも笑っていたの。

楽しそうに。嬉しそうに。

たまに、苦しそうに。

それが作り笑いってことに気づくまで、

時間はそうかからなかった。

楽しそうに、嬉しそうに笑うのは、

全部苦しいのを紛らわす為。

皆にばれないようにする為。

だから彼の持ってる色が、

とても黒く、暗い色に見えたんだね。

6/20/2023, 10:35:35 PM

─あなたがいたから─

あなたがいたから、此処まで来れた

諦めずに、努力して、此処まで来た

隣に居てくれて、ありがとう

いつか居なくなることは分かってたけど

僕が今まで生きれているのは君のお陰だよ

本当、ありがとう


あなたはこの物語に、何と名前をつけますか?


ハート900いきました!まさか此処まで来るとは...。
これは見てくださっている方のお陰です!
本当ありがとうございます!
最近お話書くの遅くなってすみません...。
テストが近く、課題が多くて、疲れてるんですよね...。
出来るだけ書けるように努力しますので、
今までのお話を見て、お待ちください!
以上、作者より

6/19/2023, 10:32:44 AM

─相合傘─

君は覚えてる?

あの日の帰り道を。私はとても覚えてる。

梅雨入りした日本。じめじめした空気。

湿度と温度が高い日だった。

朝は晴れていた。天気予報でも晴れだって。

そう言ってたのに。

「本当宛にならないよなぁ。」

私の隣で空を見上げる彼。

もう他の生徒は居ない。

傘を持ってきている人、学校から借りた人、

親に迎えに来て貰った人。

様々な人が居た中、私達は傘を持っていなかった。

『先生が傘貸してくれたけど...。』

私の手元には一つの傘。この場にいるのは二人。

「...もし嫌じゃなければ、一緒に入らない?」

『...濡れるの嫌だし、入る。』

そして始まった、相合傘。

私達は沈黙。雨の音だけが響く。

でもそれが心地よかった。

あの夏が一番、大好きだった。

───そう学生時代を語る彼女は、僕の婚約者。

あの傘の下で、告白して正解だった。

僕と君の思い出に残る、最高の夏だった。

6/17/2023, 2:52:41 PM

─未来─

とても急だか、僕は未来が見える。

目を瞑って集中することで見ることが出来る。

そのお陰で命が助かったこともある。

でもそれがきっかけで周りから嫌われている。

『何でどうなるか分かるの?気持ち悪い。』

『未来見れるって悪用できるじゃん。犯罪者が。近寄るなよ。』

そんな言葉を浴びせられて生きてきた。

ある日、友人が屋上で世界を後にしようとしていた。

その友人は未来が見えると言っても馬鹿にしない、唯一の友達だった。

「未来見れるなんてすげぇじゃん!羨ましいわ~!」

とても優しい言葉を掛けてくれる、大切な友達。

そんな優しい友人が自殺しようとしている。

僕は無言で、友人の隣に立った。

「...止めないのかよ。」

『何?それとも止めて欲しかった?笑』

「...別に。そもそもこうなるのは分かってただろ。」

『いいじゃん。お前に死ぬななんて言う権利は、僕に無い。』

───僕と同じで友人もいじめられていた。

原因は、僕と関わっているから。だから止める権利は僕には無い。

【今までありがと、唯一の友達。】

二人でそう言い、僕らは落ちていった。

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