雷 斗

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7/22/2023, 12:42:50 PM

もしもタイムマシンがあったら


僕は君に会いに行くよ。

そして、早く病院に行くように言うよ

君の難病が早期発見されて、早く治るように

でも、タイムマシンなんか、無いから、僕はもう君を助けてあげられない。

ごめんね


僕は君をいつまでも愛しているから、お空の上で見守っててくれたら、嬉しいな



愛する君へ

7/21/2023, 10:40:59 AM

今一番ほしいもの
『ねぇねぇ!お母さん!!あのくまさんの人形が欲しい!!』

「ダメよ、こないだも人形買ったじゃない」

『ヤダヤダヤダ!!あれが欲しいの!!』

「どうせすぐ遊ばなくなるんだから!」

『遊ぶもん遊ぶもん!!』

「もぉ、じゃあ、今度のテストで100点をとったらね」

『…!!やった!ありがとう!お母さん!!』

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『…あぁ、このお店、閉店しちゃうのか…』

仕事の帰り、小さい頃、人形が欲しいと母親にねだった思い出があるお店の前を通った。

母親は5年前に病死、私も今は、上司からのパワハラ、同僚からのセクハラに精神が削られていた


『…お母さんに、…会いたいな…』

私は昔から、人の願いを断れない性格だった、だから、無理をしている時に、必ず母親が、

「こら!!またそんなに隈をつくって!!今日はお母さん連絡してあげるから、学校を休みなさい」

と、怒って、心配してくれた。


『…今の、私を見たら、お母さん…怒ってくれるかな…泣』



あぁ、欲しい。お母さんの怒って心配してくれる声が。

『…っ、泣』

ずるると、お店の前に座ってしまった。


〝あの、大丈夫ですか!?〟

『…、??』

〝立てます…?〟

『あぁ、はい、ごめんなさい…』

〝ハンカチ使って下さい〟

『…ありがとうございます…』

〝覚えてるかな、みおちゃん〟

『っ、なんで私の名前を?、』

〝俺、近所に住んでた、なお、だよ〟

『!なおくん、?』

〝そうそう!!笑久しぶり〟

『久しぶり…』

〝俺、今このおもちゃ屋さんで働いてたんだよね、もうなくなっちゃうけど。あ、おばさん元気??〟

『…、5年前に病気で…』

〝…そっか、ごめん、〟

『んーん、ごめんね。私もう行くね、ハンカチ…』

〝あぁ!貰ってよ、それ、本当は学生の時、みおちゃんの誕生日プレゼント出渡す予定だったのだから、笑〟

『え、??』

〝勇気出なくてさー!!結局そのまんま、卒業しちゃって〟

『そうなんだ、ありがとう…』


〝俺さ、おばさんみたいに器用じゃないから、本当かわからないけど、もし、しんどいなら、逃げてもいいと思う。実際、俺ももうすぐ無職だし!俺は泣いてる顔のみおちゃんより、笑ってる顔のみおちゃんの方が好きだな!〟

『…っ泣』

〝しんどいんだよね、誰も頼れなかったんだよね、頑張ったね、休もう。俺が会社に辞めるって言ってあげようか?あ、部外者が入ったら、もしかして不法侵入???〟

『…ふ、ふふ、』

〝!やっと笑ったね〟

『ありがとう、なおくん。明日、辞表出すよ』

〝うん〟

『辞表出したら、また会ってくれる?』

〝もち!!会お!!!!〟


『うん、笑』

ピロンと、LINEを交換して、お礼を言って、バイバイをした


その後会社をやることができ、なおくんとも週に一回、会って、一緒に就活の話をした。




そして、なおくんと再開して、3年、私達は結婚します。





『お母さん、私、お母さんからのおめでとうの言葉が欲しかったな。でもね、もう大丈夫だよ、ひとりじゃないから、なおくんがいるもの』

〝へへ、俺、みおちゃんのこと大切にするんで!!任せてください!!〟

『お母さん、また来るよ。私を産んでくれて、ありがとう』







「結婚おめでとう!!」





『!!ふふ、ありがとう、お母さん』









END、今一番ほしいもの お母さんの言葉

7/20/2023, 12:14:16 PM

私の名前


少し古臭い 、梅という名前

それでも、私は気に入っている

どんなに馬鹿にされようが、

どんなに貶されようが

大好きなおばあちゃんがつけてくれた名前だ

この名前を愛し、今日も明日も、

私は生きている。

7/19/2023, 11:00:21 AM

視線の先には


いつも君がいた 。

昼放課 、君はいつも外を見ている。

『…ね!何見てーんの!!』

「ん!?あー、サッカー部のキャプテン!かっこよくなーい??笑」

『…うん!!かっこいいよねー!!』

わかってる、私たちは親友で 、君がサッカー部のキャプテンを好きな事も。

でもね、サッカー部のキャプテンって、わたしのことがすきなんだよ。告白されたんだよ。でも、断ったよ、君のために

私は、君が好きなの。その横顔も、艶々な黒髪も、吸い込まれそうなほど、色が綺麗な、青色の瞳。

全てが大好きなの。

でも、君は帰り道いつもこう言う

「うちら、ずーっと、親友でいよーね!!」

『勿論…!!』

あーあ、叶わない恋だけど、期待してるわけじゃないけど、つらいなぁ、

私の視線の先には君が居て、

君の視線の先には、彼奴がいて、

彼奴の視線の先には、…私が居る。



叶うことの無い、三角関係 。

楽になりたいなぁ…

7/18/2023, 10:06:56 AM

私だけ


『ねぇッッッ!!聞いてるの!?!』


聞いてるじゃん、何だよ

『…聞いてないじゃん…』

聞いてるっつってんだろ?

『…っ、ねぇ!!!付き合ったばっかりの時はそんな態度じゃなかったじゃん!!!なんなの!?愛してるのは私だけなの!?』

なんっだよ、うるっせぇなぁ、

『っ …泣
もういい、別れて…別れてよ!!!!』

はぁっ!?!意味わかんねぇ!!

『だって、愛してるのは私だけじゃん!!』

ッチ、あー、はいはい、愛してる、愛してる

『っ…ふざけないで!!!出てって!!』

グイグイと彼を押し出し、ドアを閉じ、チェーンをかけ、鍵を閉めた。

アッ、おい!聞けy…


『…っ、泣』

『あぁ、…泣 愛してたのは私だけだったのね… 泣』

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