雷 斗

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8/2/2023, 10:13:20 AM

病室から見える景色を縁取るように、窓があり、そこに、彼女がいる、

まるで、絵画のような


桜の木と散っていく花弁、今にも消えてしまいそうな君の笑顔。

その全てが、合わさると凄く綺麗で…思わず写真を撮ってしまう。

そうすると君は

『なぁに?何を撮ったの?笑』と笑い聞いてくる

「君の笑顔だよ」と僕は答える


そうすると彼女は恥ずかしいなぁ、と照れながら笑う。

頬を紅色に染め…まるで、病気じゃなく、すごく元気そうな顔色にする。

それでも、君の笑顔腕は、持ったら、折れてしまいそうな…お世辞にも、いい体とは言えない体。


今にも消えてしまいそうで、でも、君には笑っていて欲しいから、それを悟られないように、今日も綺麗だよと言う。






彼女の遺影はその絵画の様な写真にした





数日前、彼女は、静かに息を引き取った。



最後の言葉は。


『この部屋から貴方がこの病室に走って入ってくるのを、毎日見てたわ…笑 愛してる』


と。

7/30/2023, 12:07:43 PM

澄んだ瞳にはいつも、私じゃない、別の人が映っている。

そこに私が映ることはきっともうない

7/28/2023, 10:40:09 AM

お祭りに君を誘った


浴衣姿で来た君に、僕は
『かわ、かわいい、ね、』と一言言った

そしたら君は照れながら

ありがとう!と言った



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花火が上がるまであと数分

3

2

1

大きな音を立て、花火が上がった

花火を見る君の横顔が綺麗で

『すき、』

と思わず口に出てしまった。

あっ、と思った時には遅く、花火が上がってなかったタイミングだった為、僕の声は、はっきりと君に届いていた。

君は顔を赤くそめ、僕の服の袖を摘み

〝私も好き、〟

と言った。



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そんな漫画のようなことがあってから、数年

今年も君と花火を見に来ている

7/26/2023, 10:57:28 PM

誰かの為になるのならば、僕は喜んでこの世を去ろう。


これが、本当に誰かの為になるのならば。


人の役に立って死ねるのならば、僕は未練なんて無い。

でも、少しでも、迷惑がかかるようならば、辞めよう。


と、僕は何度も何度も自殺を辞めてきた。


カーテンを開けて。空に向かってこう言う


さぁ、今日も迷惑かけないように生きよう。と

7/24/2023, 10:40:16 AM

友情



簡単に壊れるもの

あの時、こう言ってれば壊れなかったかもしれない友情

あの時、止めていれば、なくならなかったかもしれない友情

あの時、好きって言わなければ、…ずーっと続いてたかもしれない友情


こんなにも簡単に崩れるもの。



本当に友情と言うのだろうか

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