ネジが外れたウサギ

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11/21/2024, 6:26:06 AM

「お前はどこに行ってもいじめられる」

初めて付き合った彼氏に別れたときに言われた。


それ以前もそれ以降も、

確かにどんな場所に属しても馴染めなかった。


私が「こういう人間だ」と必死にアピールしても

逆の「冷たい人間」のレッテルを貼られる。


あの人の言ったことは当たっている。

認めたくないけど、当てはまっている。


だから、今の職場でも爪弾きにされたりして

泣くことは何度でもあった。

辞めたいと思うことも無数にあった。


でも、私が必死に仕事を打ち込むことで

気を配ったり、

ホウレンソウをきちんとすることを積み重ねて

今は宝物のような人脈を得ることができた。

「自分はここにいていいんだ」

初めてそう思えることができた。


私は今の生活が幸せだと思う。

普通に笑い合える。

普通に任せられる。

普通に働けることはこういうことなんだとわかった。

今までの自分の経験に感謝して

現在やこれからの人脈という宝物を大切に

一日一日を噛み締めていこうと改めて思った。

11/20/2024, 3:11:32 AM

クリスマスの夜に僕がいなくても寂しくないように


と言って彼が私にプレゼントしてくれたのは

モスグリーンのキャンドルだった。

深緑といえば私が好きな色。

なぜなら、彼がいつも身につけるモスグリーンの

星型のピアスの色だから。


あのピアスを見るたび揺れるたび

私は彼の優しさの象徴がキラキラしてるように

心が落ち着き、また前向きになれる。

11/19/2024, 6:10:06 AM

引きこもりから脱出してからのほうが

たくさん思い出がある。

障害者として社会に出るために

紡いできた経験が一つの本になるくらい

たくさん思い出がある。


恩師といえる方々も

そのほか知り合った初対面の人たちも

みんなはじめは障害者という色眼鏡で見たり

よそよそしいところがあったけど

関係を深めていくうちに

「なんだ本当はこういう人なんだ」

と私の長所や短所をわかってくれた。



その経験をした後に再会した同級生は

恐る恐る話しかけてきた。

そして私を裏切り爪弾きにしたことを泣いて謝った。

それを私は笑顔でチャラにした。

本当は許せないこともあるけど

過去をチャラにできるくらい私は

強くなれたかもしれない。

その同級生は普通の幸せを手に入れていた。

でも、私と離れた後の経緯を知って泣いていた。



たくさんの思い出が重なって

今の私が形成され素知らぬ顔であの同級生と話せた。



はじめは誰だって相手がどんな人かわからない。

だけど、お互いに色眼鏡なしに関われるかどうかで

その人との未来の思い出が変わってくる。

自分自身の未来の性格も変わってくる。


そんなことをお題から今日改めて思った。

11/18/2024, 5:21:02 AM

「冬になったらイルミネーションを見ようね」

そう約束した今年の夏をあの人は覚えているかな?

私はあの頃をまだ思い出にできないから

できればあの人に伝えたい。


「楽しい頃の雪が溶けても心にはまだ積もってるよ」

11/17/2024, 5:38:03 AM

「絶対にお迎えに来るからね」

その一言を言った時の母の顔は脳面のようだった。

「本当のお迎えなんてないんだろう」

そのとき私は幼心にそう思った。

これからこの施設という学校のような場所で

どんな暮らしをするのか不安しかなかった。


母とはなればなれになって半年が経った。

今でも思う。

母はこれからもずっと迎えなんかに来ない。

今だから思う。

私はこれからもずっと新しい友達と遊べる。


母とはなればなれになったけど

同じ境遇を経てる友達だからこそ

分かり合えるものがあって

母の心はずっと想像もできないんだ。

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