またいつか
そういう言葉をいつも使ってしまう。
これをやりたい
あれをしたい
願望、欲望は持つのに
時間がないから
お金がないから
自信がないからと
ない理由を見つけては諦める
けれどそれで後になってやっぱやればよかったって思うんだ
だったらまたいつかじゃなくて
今からやろうって思うんだ
例えそれで
時間を取られてしまっても
お金がなくなってしまっても
自信が傷つけられてしまっても
やったことが経験になって必ず自分の助けになる
自分だけの財産になるんだ。
だからまたいつかを言う前に一歩進んでみて
いつからだろう。現状が満足いかないはずなのにそれを維持しようとする自分がいる。
お金がない、時間がない。友人がいない。理由は様々だけれど自分が動かないのに周りにケチをつけることで自分を正当化しようとあがく。
そんなことしても何も変わらないのに
そうしなければ動いていない自分を保てないから
今の現状に甘んじて諦めて生きているからと無理やり納得して
最後に夢に向かって飛び出したのはいつだったのだろう
それすら思い出せない
けれどその気持ちを思い出そうとするだけできっかけはできた
あとは自分次第
あれからどれくらい経ったか。
その日々を数えるのは難しいと思うほど忙しくて。
遠い昔、楽しかった毎日が色褪せるほどここまできてしまった。
どこまでも続く澄み渡った青空を初めて見た日。
揺れる木陰が冷たい風と共に揺れるのが涼しくて。
静寂で穏やかな日々がいつまでも続くと思っていた。
けれど大人になると青空は見なくなった。代わりに地面や周りの情報に振り回されて混乱する日々。
気を使い円滑に回さないとピリピリする環境で。
心休んだ日はいつだったのだろう。
贅沢は言わないから一瞬でもいい。
またあの青空を見上げたい。
窓から見える景色
近年温暖化が進んでいるからと、エアコンかガンガンに効いている部屋でふと、普段気にしていなかった雲一つない青空に目が行った。
よほど外の気温が暑そうだと、そう感じるレベルでの澄み切った青空。
ふと、その青空にポツリと白い雲が浮かんでいた。
その形は、かつて自分が幼かった頃こことは違って遠い昔の時代で出会ったあの侍の象徴としてつけていた印ににていて。
好きな人には赤面し、敵には力強く勇敢に立ち向かって。
最後は悔いがないと、そう言って息を引き取った。
当時のこみ上げる気持ちを抑え、また自分は窓から見える青空をみつづけた。
あの頃から成長してしまった己を彼が見たらどのように反応するかと思いながら。
正直、期待はしていなかった。
周りは敵だらけで信じられるのは自分。少し前まではそう思っていた。
目前にあるおむすび。視線を持ってきた本人ーニコニコ笑う幼子は今か今かと受け取ってくれると信頼しきった目で少年を見ていた。
どうして,自分なのか。特に何もしなかったのに。内心そう思ったけど。
(悪くない。)
久しく感じなかった無償の信頼、好意を無碍にはできないと、おむすびに手を伸ばした。
何も入っていなかったがどんなおむすびよりも美味しかった。