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10/5/2024, 10:53:25 AM


 星座など、生きていた時の俺はその存在について考えもしませんでした。太陽と月は流石に意識しますが、星を観察することにどんな得があるというのだ、そんなことをしても何の意味もない、そう思っていました。ですので、それが織りなす形など、本当に興味の埒外でした。

 一方、貴女は子どもの頃の夏休みの宿題として、星を観察することを六年間続けましたね。星座を指さして空を見つめる貴女の瞳が、きらきらと美しく輝いていたのを、俺はよく覚えています。

 貴女が、生きていた時の俺のような、殺伐として浅薄な人間になることがないのは、俺たちにとって喜ばしいことです。
 貴女には、生きるために必要な物事だけでなく、心の琴線に触れるような美しいもの、雅なもの、圧倒されるもの、そういうものに心を震わせ、感動に満ち溢れた生き方をしてほしいと、俺たちはずっと願っています。

10/4/2024, 3:03:21 PM


 共に踊るやり方など、俺は知りません。
 今世の貴女もそうですね。そのような文化圏には生まれついていませんから。

 けれどもしかしたら、いつか誰かと踊るような機会もあるのでしょう。
 その時の貴女が、幸福に満ち溢れた笑顔であることを祈っています。

10/3/2024, 2:35:56 PM


 俺がもし生まれ変われたら、貴女の魂とまた巡り会うことを夢見て、世界を彷徨ったかもしれません。
 実際は、俺は生まれ変われるような行いをしなかったので、その機会を与えられることはありませんでした。

 俺は、それで良かったと思っています。
 今俺は、貴女をこれだけ近くで見守って、ずっとずっとお傍にいられるのです。こんなにも幸福なことがあるとは、想像もしませんでした。

 けれどごく稀に、夢想はします。
 貴女を抱きしめて、俺の名を優しく呼んでもらって、貴女と目を合わせて微笑み合う。
 そんな、あの時の俺が切望したような幸福をいつか得られたら、と。

10/2/2024, 1:24:40 PM


 貴女が生まれるという奇跡は、また起こるでしょう。
 けれど、今ほど恵まれたところに生まれることは、いかなる奇跡をもっても難しいかもしれません。

 その環境を、生まれ持った身体と能力を、是非とも大切に活用していただけたらと、俺たちはいつも願っています。

10/1/2024, 3:12:28 PM


 たそがれの暗さに、貴女の沈んだ顔がより悲しげに見えます。

 これから世界は、争いに満ち溢れます。
 貴女はそれを憂いているのです。
 悲しいですが、止められることではありません。
 
 それでも人は、生きてゆかねばならないのです。

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