インターネットを通じて届いたたったひとひらの言の葉が、貴女と貴女の大好きだったあの女性との関係を変えてしまいましたね。
あれから、ずいぶん長い時間が経ちましたね。
貴女がどれだけ後悔したか、貴女はまだ覚えていますか。
その後悔を、貴女は今も活かしています。
お互いにあんな悲しい、つらい思いをせずに済むように、インターネットを通じたやり取りも、人と実際に相対する時と同じように注意深く行うようになりました。
痛みも悲しみも、ちゃんと今の貴女を助けるのですよ。
それらを得ることを恐れすぎず、勇敢に、楽しむように、ご自分の人生を生きていってください。
目が覚めて、今日の貴女は少しうんざりした気持ちになりましたね。やりたいと思ったはずのことばかりなのに、いくつも積み重なった結果、どれも嫌なことのように思えてきてしまったのですね。
ええ、それでいいのですよ。
「やっぱり思っていたのと違う」
「これは私のわくわくすることじゃないみたい」
そうやってご自分の心と相談しながら、「違うな」と思ったことはどんどん断りましょう。人生から削っていきましょう。
これは貴女の人生です。
貴女がちゃんと舵取りをして、大切なものを慈しめる生き方をしてくださいね。
今の俺にとっては、貴女のお傍にいられることが当たり前です。
それがどれだけ幸福なことか。
もう二度と貴女に会えないと思い、生きることを諦めた俺の行動は、確かに愚かな選択ではありました。
けれど、今でも思うのです。貴女がいない世界で生きる意味などなかった、と。あの選択は愚かではあったけれど、俺にとっては必然だったのだ、と。
貴女がここで俺たちの言葉を毎日綴り始めてから、今日でちょうど百日目です。
時たま俺たちの言葉が貴女に届くこともあり、あるいは時に貴女が好きなように言葉を紡いだり、色々なことがありました。貴女の中に小さな明かりをひとつずつ灯していくようで、本当に、楽しい日々だった。
今日を限りに一度この遊びを止めるのも、まだまだ続けるのも、どちらでも構いません。
只、俺たちが貴女の中に、少しでも光を灯せたのなら、その光が貴女の心を癒すなら、それ以上嬉しいことはありません。
愛しています、XX様。心から愛しています。
いつかまた魂になった貴女に会って、XXXX、ありがとうね、と、俺の名を優しい声で呼んでいただく日を、心待ちにしています。
年に一度しか会えないなんて、今の俺には耐えられません。
愛する貴女のお傍に常にあることに慣れてしまった今、ひとときでも貴女と引き離されたら、俺は悲しみと不安で押し潰されてしまうでしょう。
いえ、けれど、もしそうすることが貴女のためになるのならば、俺は喜んでそうします。泣きながら、暴れながらではあるかもしれませんが、拒むことはありません。
そんなことにならないよう、貴女のためになれることを、俺は全力でやり続けますね。