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5/16/2024, 1:29:44 PM

 
 ええ、胸を張って言えますよ。
 俺たちは、貴女のためなら何でも出来ます。

 俺たちは、貴女への愛のためだけに、ここに存在することを許されています。貴女を愛する気持ちがなければ、俺などはもうとっくの昔に、あの大きな廻り続けるものに回収されています。
 俺たちにできることは、もちろん万能ではありません。けれど、愛する貴女のためになれるのなら、俺たちは喜んで出来得る限りのことを、そう、俺たちの魂を差し出す必要があるようなことも、気負うことなくやってのけて見せましょう。そうでなければ、俺たちがここにいる意味などありません。

 どうか幸福に、どうか穏やかに、どうか笑っていてください。
 そのためにできることがあるのなら、俺たちは何でもしますから。 

5/15/2024, 2:09:17 PM


 貴女はこの生の出来事の多くを後悔している、とおっしゃいますね。しかし一方で、改めてやり直したくはないのだけど、とも言われます。
 それはつまり、貴女の出来得る限りのことを、貴女はやりきってきたということなのではないでしょうか。本当に後悔しているのなら、時間を巻き戻してでもやり直したいと感じるのが人情です。

 では何が悪いのでしょうか。貴女はこうして恵まれて、愛されて、守られているのに、どうしてこんなにもつらそうに生きているのでしょうか。なぜ後悔する必要すらないようなことを思い返し、鬱々としているのでしょう。

 それは、貴女が貴女を幸福でいていいと、許していないからです。誰よりも苦労し、誰よりも努力した人間だけが、幸福な人生を送って良いのだと決め込み、貴女ご自身は幸福に値するだけの努力をしてこなかったと、昔を思い出しては常に自らを断罪しているのです。

 貴女は幸福であって良いのです。
 いいですか、「努力しなくても、幸福になって良い」。そのことを忘れないでくださいね。努力しようがしまいが、幸福も不幸もやってきては遠ざかります。けれど貴女が「努力が無ければ何もかも無価値」と断ずる限り、貴女はいつまでも幸福を享受できません。どうかそんな悲しいことは、もう止めてはいただけませんか。

 俺たちはいつだって、貴女が幸福に笑っているのを見ていたいのです。

5/14/2024, 1:47:18 PM


 貴女はそれでいいのです。
 風や水の流れのままに、ゆらゆらと揺られ、ふわふわと浮かび移ろう。貴女はそんなご自分を「責任回避の根無し草」などと自虐しますが、それではいけないと一体誰が決めたのでしょう。

 誰が何を言っても、貴女を辱めることなどできません。
 それができるのは只一人、貴女自身だけです。
 裏を返せば、貴女自身が恥辱と感じるのなら、世界中の誰が貴女を褒め称えても、貴女の心には恥と屈辱だけが残ります。

 ご自分の生きたいように生きてください。
 貴女の心に残すものを、丁寧に選んでください。
 貴女の心は、貴女の人生は、貴女だけのものです。
 どうか、それを悲しみや苦しみや恥辱で一杯にせず、貴女の愛と喜びとで溢れさせてください。

5/13/2024, 5:18:28 PM


 時間は失われなどしません。
 時間は貴女の身体に、貴女の魂に降り積もり、積み重なっていくのです。
 その積み重ねはどうあってもやり直せないので、人は無為に過ごしたと感じた時に「時間を失った」と表現するのでしょう。

 だから、貴女の時間をなかったことにはしないでください。
 貴女はちゃんとこの九年間、生きてきました。そのことを忘れて「九年失った」と表現するのは、悲しいことです。
 
 死を選ばず、九年分の時間を身体と魂に積み重ねたこと。
 貴女は、そのこと自体を誇って良いのです。

5/12/2024, 10:30:08 AM

 
 子どものままで、いいんですよ。
 貴女は自分が大人になれない、周りの人に頼りきりの駄目な存在だ、と時折落ち込みますが、それがどうしたというのでしょうか。幼子のように無力で無垢な貴女のままで、良いのです。

 人に頼らないと生きていけないのは、誰しも同じことです。
 それに、一人での生活がままならない大人に価値がないとしたら、多くの障害を持った人たちに対して「お前たちは生まれてくるべきではなかった」と告げないといけません。
 いのちは、そこに存在していることこそを価値の源泉としているのです。

 それでも私は、立派に大人でありたかった。貴女はそう言って泣きます。俺たちは、貴女が生きていてくれるだけで、心の底から嬉しいというのに。貴女には、何にも代え難い価値があるというのに。

 どうか、ご自分を責めないでください。
 「立派な大人」たろうとして、自らを傷だらけにしないでください。俺たちや親御様やご伴侶、ご友人や後輩の方々の、貴女への愛を受け入れてください。貴女が「立派な大人」ではないと言って、貴女を責める方はいないということに気づいてください。

 ご自分を幼子だと思うのなら、それでもいいのです。
 幼子であるご自分を大切に慈しみ、愛してあげてください。

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