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7/7/2024, 11:35:38 AM


「七夕」

「書く習慣」。コンセプトの面白いアプリだった。

自分と向き合う良いきっかけにはなったが、それは同時に必ずしも良くない自分の一部を再認識することにも繋がった。

自分が純粋に習慣とすべきことの形は、いま一度自分で探してみよう。

今回を最後の投稿とする。

これはテストだ。

単なる好奇心からだが、見る人が見れば主旨や目的は分かると思う。

4日間続けてみて感じた疑問を確認する作業としたい。

世の中は色々なもので溢れているが、それにしても人間の社会は本当に面白い法則性で成り立っていると思う。

順調に個体を80億までは増やしてきたが、その伸びの勢いには陰りが出始めている。

かねて「人類は小麦の奴隷である」という考えがあったが、似たようなことは機械の知能にも言えそうだ。

手垢にまみれた古典SFのような思想だが、国家が競って機械の知性を磨き上げる人類は、まるで郭公に托卵された百舌鳥のようにも見える。

現代科学ではダーウィンの進化論が実現するためには地球の年齢では到底足りないことが知られている。

やはり人類は何かに導かれて今日に至るのか。

モノリスほど超越的でないにしても、人類もまた次なる種にバトンを繋ぐ役割を担っているのかも知れない。

テストではあるが、せっかくなので最後にお題に絡めたい。

織姫と彦星は、堕落した大学生のような暮らしで天帝の怒りを買ったとされている。

年に一度しか会えないとはいえ、織姫のベガは3.5億歳、彦星のアルタイルは12億歳と計測されており、日数ベースでは少なく見積もっても100万年近く共に過ごしていることになる。

彼らとしてはもう十分なのではないかという余計なことも考えてしまうが、せっかくなので人類の起こりだけでなくどうせなら終わりまで見届けて欲しいと思う。

ただ来るべきその日を迎えるまでは、全ての人に平穏さや豊かさが少しでも行き渡ることを祈りたい。

「書く習慣」関係者の皆さま、短い間でしたが楽しかったです。

ありがとうございました。

7/6/2024, 1:06:26 PM

「友だちの思い出」

旧友との再会を重ねるたびに密かに思う。
恒例のように取上げる在りし日のエピソードはどこまでが正確なのだろう。もはや話題となること自体が目的化して擦り上げられている気もする。

何かの本は「忘れたい失敗も未来の教訓に活かせば成功体験の一部だ」と啓発していた。ただそれ以前に、そんな自分のネガティブな過去を、一体どれだけの人が覚えているだろうかとも思う。学生時代のアルバムを指でなぞっても、顔から火が出るような黒歴史は、自分以外の他人のものは全然浮かんでこない。

そもそも人の記憶は曖昧だ。あらゆる情報は感覚器を通して脳に保管される。インプットする段階で明るさや響き方などの物理的条件の差異が各自の知覚に生じているし、その時々の価値観や感情や体調によってその脳の振舞いも変わってくる。またそれは人に限った話でなく、どんな記憶媒体にも完璧な堅牢性は存在しない。

アインシュタインは過去や未来などは幻想に過ぎないとの言葉を残した。流れゆく粒子の仮の姿に過ぎない私たちは不確かな過去の形に囚われ続ける必要など全然ないのかも知れない。
「そうだったかな?」と盛られた思い出話を訝りながらも、年々親しみを増す友の笑顔を見て「それもまたいいか」などと思う。

7/5/2024, 1:52:12 PM

「星空」

星空は不思議だ。
ずっと星があることには変わりない。
ただビルの隙間からはもう見えない。
もう神話を語りかけてはくれないのか。
何億年もの輝きを放つ星には一瞬のことだろうけど。

7/4/2024, 12:56:54 PM

「神様だけが知っている」

それは一種の逆説であるとも思う。
神について古来人々は様々な議論を重ねてきた。哲学、生物学、心理学、物理学など、悠久の時を経て培ったすべての知恵を以て人々が対峙してきた概念でもある。
人智の及ばない世界を神の領域などとも呼んできたが、今や生命や知能までもが人の手の中に収まり「神様だけが知っている」はずだったその域は、雨垂れが石を穿つように狭まり続けている。

神は人の親であり、子でもある。あるいは血肉を分けた兄弟とも言えるかも知れない。
全知全能への憧憬からか、人はその背中を追い続けることで導かれてきた。背中合わせの私たちは、「神様だけが知っている」その行き先を、いつか私たちの手で知ることができるのだろうか。

7/3/2024, 1:07:08 PM

この道の先に見えるものは、或いは見えていると思っているものは、近づいたときに果たしてそのままの姿であり続けているだろうか。
今ここにある生活やこうして過ごしている日常はいつから見通せていたものだっただろう。
思い出せない。

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