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5/10/2025, 12:43:37 PM

静かなる森へ


痛いほど生を感じたい時、僕は静かなる森へ行く。
これだけ大きく、存在感があり、さまざまな生き物の居住地だと言うのに、なぜ静かに感じるのか。

目を前を流れる澄んだ川に、人工物を全て剥いだら、浸かる。
力を抜いてふわっと浮かぶ。
流れ流され揺れるこの心地は羊水のようで、僕は僕を忘れる。
次第に音が無くなって、目も見えなくなって、キラキラと葉と葉の間から降り注ぐ優しい日差しが目にかかる。
感覚も無くなってきたころ、僕はどんどん元に戻る。
手足が無くなり、人の形は崩れる。

静かなる森へ。

人間は大地の養分になれるのかな?
毒ではないのだろうか?

静かなる森は僕に応えない。

静かなる森へ。

さまざまな生を受け止めている貴方は
僕を受け止めてくれるのか?

静かなる森は僕に応えない。

5/9/2025, 1:21:40 PM

夢を描け


覚めてしまうならいっその事描かなければ良い。
夢なんて嫌いだ。
見たくもない。
ぐっすりと寝ていたい。
目を瞑っていたい。
夢を描け。
夢などない。夢など見れない。
夢を描け。
描けない。描き方など知らない。
夢を描け。

そんな夢をまた今夜も脳は描いていた。

5/8/2025, 10:54:12 PM

届かない…


あ…届かない。

届かないから諦めれない。
届かないから諦めきれない。

わざわざ僕を届かない場所に置いたんでしょ?
そう伝えたい貴方にも届かない。
何にも届かないし、届けれない僕。

物理的な距離も、心でも、全部届かない。
ただ手元にあるのは、ほつれたロープだけ。
何にも届かない僕だから、きっと。
天井に届いても天国には届かないだろうなぁ。

届かないなぁ。


5/6/2025, 12:36:16 PM

ラブソング

ラブソングって誰に向けて書かれているんだろう。
いや、そりゃ好きな人、愛しい人なんだろうけど。

誰かに聴かせたい、
一緒に聴きたい、
歌いたい、
奏でたい、
それがラブソング。

もしそうならば、私は私に。

今まで、特別頑張ったことはなかったとしても、何らかの才能を持った人間でもない私でも、私は私からのラブソングを。
大好きで守ってあげたかった自分へ、

ごめんね、おやすみ、私。

5/5/2025, 2:18:02 PM

手紙を開くと


ずっと待ち焦がれていた。
ずっとずっとずっと、待ち焦がれていた彼の事。
彼からの手紙。

その手紙の表面を撫でる。
乾燥していたその手紙は、彼の手のようだった。
所々焦げていて、焦げ臭く、土臭く、血生臭く…。
だけど、なぜだか彼の優しい匂いを感じた。

怖い。

この手紙を開くことで、蜘蛛の糸のような細い希望が途切れてしまう。
知りたくない。
読みたくない。
怖くて怖くて、どうしようもなく寂しい。
それでも、また、彼の言葉を聞きたくて、私は手紙を開いた。

手紙を開くと、焦げたところからぼろぼろと彼が崩れて風に舞っていく。

嫌だ。
嫌だ。行かないで。
ずっと独りだったのよ。
嫌だ。


「_あいしてる、' ` - ヽ ‐ ,, ー」

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