ウツロ

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11/6/2025, 3:04:58 PM

もう誰にも置いてかれることのないよう。
冷たい身体を冷たいままにする為に。
冷たい風に抱かれようと。
支度をしよう。
今すぐに。

9/21/2025, 4:18:11 PM

「一緒の地獄に堕ちよう」と放った言葉に君は頷いた。
輝く光を目に焼き付けながら、同じ場所へ深く深く堕ちていこうな。例え共に居られなくとも。

9/20/2025, 4:46:41 PM

既読をつけてください。

既読をつけてください。

既読をつけてください。

何でも構わない。呪詛でさえ受け入れるから。
返して。返せ。返してください。

既読をつけてください。

既読をつけてください。

既読をつけてください。

神でも悪魔でも構わない。どんな代償も支払うから。
返して。返せ。返してください。

君を奪わないで。此処じゃなくて良い。
お願いします。君を返して。

既読をつけてください。

9/19/2025, 12:38:21 PM

ブラウン、イエロー、レッド。
木々を彩るこの三色が秋の代表的な色だろうか。
秋の色といえば、曇天の白が浮かぶ。
夏の曇天は限りなく黒に近い灰色に対し、秋は──というより冬に近付くにつれ、曇天は白く染まっていくような気がする。
生温い空気を揺らす、ひんやりとした風。それ等全てを包み込む淡いグレー。この色こそが秋を代名する色ではないかと。

9/14/2025, 5:23:02 PM

青の底を望んだ君は黒の中へ消えて、暫くしないうちに、なんでもない顔を覗かせた。雲の隙間、目が合った。刹那、まるで宇宙空間に投げ出されたかの様な窒息感が一気に失せた。
走り疲れた。どれだけ離れようとも着いて来る君と並んで歩くことにした。君は相変わらず遠い空の彼方でにこにことこちらへ笑い掛け、自分もまた、目を伏せ笑う。こちらは君が満ち欠けることを知っている。
薬指の輪を翳し見た。君も同じように翳してみせる。
どんな気持ちで見ているのだろうか。君も、自分も。
ほんの二文字しかない君の名を呼ぶ。呼ぶ。幾度なく。
返事が来るのはあと何度なのだろうか。
君がまた溺れていくのは、いつなのだろうか。
この輪を見上げ続けるのは、どちらなのだろうか。

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