誰よりも、ずっと昔から
私は飽きもせず貴方を見てきて
大人になる事の意味を
受け入れ身に付けた貴方を私は
世界で1番かっこいいと思うよ
社会に揉まれ立ち尽くした夜も
涙に溺れ宙を仰いだあの日も
全てに意味があって
全てが今の貴方を作っている
それはとても尊いことであり
貴方が貴方でいることのなによりの証で
それを私はなによりも愛おしくも思う
善意や愛情を与えられるほどに
自分の中で疑いに変わり
それでも愛されたいなんてわがままだと思う
信じられないのは自分を守る為で
別に貴方のせいじゃないよ
言葉の温度感や行動で
相手を全てわかってしまうからこそ
続きが怖くて突き放してしまう
そんな弱い私を
そんな身勝手な私を
どうかこれからも、ずっと
貴方だけが愛してくれますように
僅かな願いを箱舟に乗せて
遠い貴方の元へ届けられた時
私もまた、貴方を純粋に
信じられる気がしているから
沈む夕日に貴方を想う午後6時
未だに手元のスマホは光らないまま
私は1人あの海を歩いてた。
思い出となった公園も
あの海岸沿いへ続く道も
忘れっぽくて方向音痴な私だけど
案外今でも覚えてるものね。
私の五感が全てを物語っている。
貴方が居た日々の嬉しさや
貴方の居ない海を眺めた喪失感を。
失って得るものがあるとしても、
得たものが失ったものの非にもならなくて。
それならいっそなにも得られなくとも、
あの頃の私は
貴方を失わない人生を選んでいたんだと思う。
忘れる為にしたことが全て
自分の身に付くほどに呪いとなって残る。
それがいくら苦しくても
貴方への愛おしさだけで私は生きていける。
「私を忘れないで」
あの花を身に刻む貴方が好きだった。
貴方がいたから
こんな花言葉も悲しく聞こえなかったよ。
君の目を見つめると
浮き彫りになる私の弱さも
愛おしそうに笑う君がそこに居たから
意味のあるものとして生きてこられた
秋の入り
金木犀が香り始める季節に
君が姿を消したあの夜から私は
四季を彩る数々の花びらひとつ
愛おしさを感じるのに重さを持って
散りゆくものに悲しさを覚えては
過ぎゆく年に期待を寄せることも難しくなったね
甘いあの香りが1番好きだったのに
君のせいで過去になり鎖になったそれさえ
私のせいで未だに形あるものとして
生きてしまうには残酷すぎると思いませんか
幸せだったと皮肉を吐いた
あの頃の私をいつか
自身が許せるようになるまでは
この鎖の中で私は生きて
また誰かを愛していくのでしょう
星空の下で願うのは
愛した人と理想を語り合う未来だ。
貴方が教えてくれたオリオン座も
気付けば貴方じゃない人の隣で眺めては
新たな記憶として刻んでしまう。
そういうものよね。と
悔しそうに笑う貴方の顔も
気付けば忘れていってしまうのだろう。
永遠になり得ることはなくとも
幾千の星を幸せと詠んで。
瞬間の愛を私達は
変わらずに永遠だと思い込んでいく。
この世界に生きるには
あまりに弱すぎるこの心も身体も
貴方だけは愛してくれる?
私は貴方を愛してる。