初恋の日を、まだ覚えていますか?
「初恋は何歳だった?」なんて質問を、必ず1回は誰かからされていたり、していたりするだろう。
初恋は記憶の中で1番美しい記憶であったとも思う。
純粋に人を好きでいられた、眩しく思えたあの日々に。戻ることができたなら、と何度思ったことだろう。
大人である今、人を好きになる為には「条件」が必要になった。
生活をしていけるか。未来を描いていけるか。
子供は欲しいか。どんな二人で居たいと思うか。
誠実であるか。浮気はしないか。家族を大切にしているか。
子供の頃、好きな人がいた。
大人になった今では、消して選ばないような相手だと思う。親は大人で。条件が発生する歳で。
「この子は辞めておきなさい。貴方を大切にはしてくれないから。」と必ず私に言ってきていた。
それでも、どんな人とか、関係なく
ただ相手を好きだって気持ちしか無かった私には、
到底理解のできない言葉だったよな。と今になって思う。
だから私は親に、好きな人の話をしない。
大人の思う「いい人」は、私にはつまらなすぎてしまうから。
ただ追いかけて、愛を与えて。それを受け入れて貰えることに居心地の良さを感じていた。
その恋愛が、必ずしも。いい恋愛だった訳では無いけどね。笑
決めつけられるのが苦手な私は、今でも条件を無視して、好きな相手を好きでいたいと思ってしまう。
だからこそ、理想の恋愛を手に入れるには程遠いかもしれない。
恋愛の本質はどこにあるんだろう?
いつだって初恋の様に誰かを愛する私は
まだあの日の初恋を思い出せずにいる。
明日世界が終わるなら。
そんなことを考えた夜は数知れずあったよな、と思う。
人の言う「明日を死なないように生きてる」は
私みたいな人間からしたら理解の難しい世界で。
「今日死んでもいいように生きてる」私は
きっと彼らには理解のし難い存在なんだと思う。
マイノリティは、いつだって損だ。
普通や、当たり前のレッテルが必ずと言える程貼られたこの世界で
普通では無い価値観と思考を持つ私は
それこそ当たり前に世間に受け入れては貰えない。
当たり前のベクトルが違うのは、単に私が悪いのか?
それとも、受け入れる能力の少ない人間の集まるこの世界が悪いのか?
人はいつだって、自分とは違う人間を
切り捨てながら生きていく生き物だと思う。
それは自己防衛であり。自分の世界を守るには手っ取り早い方法だと誰しもが知っている。
悪いことでは無いよな。私だって自分を守るのに必死なのだから。
そこに、人の心が関係するかしないかの違いでしかない。
ただ、私はそれがどうしても、生きていくには居心地が悪くて仕方ない。
感受性の高い人間は、決断や選択に必ず「相手の感情」が存在する。
それを生活の中の当たり前として生きているのだから、別に褒めて欲しい訳でも、敬って欲しい訳でもない。
ただ、自分の中で呼吸をすると同じように、相手の感情を見抜いて寄り添う力は、相手にも必ず存在すると言った固定概念は間違いなくあると思う。
だからこそ失望する。
相手がそうではなかった時。自分の感情が置き去りになっていることに気付いた時。
「あぁ。結局、そういうものなんだな」と
落とし込まざるを得ない自分自身にも腹が立った。
人間関係というものから逃げることはできないのだから。
人と人が生きていく為に。お互いが優しい気持ちで寄り添い合えたらいいのにね。
言葉を交わして、気持ちを通して相手を知る。
あなたの言う当たり前を受け入れてみせるよ。
だから、私の言う当たり前を、貴方は否定しないでいてよ。
そんなことをボヤきながら私は
今日も世界が終わる頃のことを考えている。
カラフルな世界を描いていきたい。
頭の中にある物語はいつだって、彩りに溢れている。
期待 裏切り 希望 悲観 未来 過去 愛情 絶望。
そういったものに感覚を巡らせ、またひとつの夜を越えていった先の朝日がある。
感情には色があると誰かが言った。おおよそ、感情毎に決められた色を誰もが想像することができるだろう。
それは風水や、スピリチュアルによく使われるものだけれど、人それぞれに濃淡があり、また、人それぞれの色も違っている。
その違いに気付けるには、人々はどれだけの時間と日数を費やしていくのだろうか。
自らの色を相手に押し付けてしまってはいないだろうか。
私はズバ抜けて、1度顔を合わせて会話をすれば
相手の人間性をなんとなくは理解できる程の観察眼を持っていると思う。
それを才能だと讃える人もいれば、気持ち悪いと蔑む人だっている。
このスキルを私自身愛せたことはあまりなくて、「人と違う」ただそれだけで、
私は自分の事を認めてあげられもしなかった。
自身でさえ認められない力を持った人。
その自ら貼り付けたレッテルに、私はどれだけ苦しんできたか。今になって伝えたいと思う人も居なくなってしまった。
まだ先の長いこの人生を歩むには、この鎖はあまりにも重すぎる。
ただ、許してあげたい。
頭の中を巡る色とりどりの世界を。
人の持つ。その人自身の色が見えてしまうこの目も。
本来であれば家宝にしたいくらいの感受性の高さだ。
ただそれが認められなかっただけで、自分自身を責める必要なんてそんなになかったはずなのにね。
考えすぎな私達は今日も。沢山の色を感じて生きていくんだろう。
それでも、よく頑張ってるよ。偉いね。
そう、夜が更けた1人の部屋で。呟いたっていいのかもしれない。
一人で作り上げてきたのは
何も無い無色の世界で。
そこに貴方が現れて
この世界には沢山の色があることを教えてくれた。
空は一色で出来ていないこと。
物には影があること。
太陽は色が変わること。
雨の後には虹ができること。
全てが私にとっては新鮮で
ただひたすらに、眩しい世界だった。
同じ国でも風情が違うこと。
文化があり、それに伴った言語があること。
場所によっても価値観が変わること。
でも全てが生きているということ。
楽しそうに話す貴方の旅路を
私も少しだけ覗いてみたいと思えた。
誰かが言っていた
「プリンセスが泥棒に惹かれたのは
自分にない世界を彼が持っていたからだ」と。
ないものねだりな私達が
自身に無いものを持つ人間に惹かれるとするなら
間違いなく私の相手は貴方だろう。
貴方が外の世界を教えてくれるなら
私は貴方に内の世界の広げ方を教えよう。
何処に行っても
2人でいられるように。
何処に行っても、貴方の笑顔を思い出せるように。
届かぬ想いは風に乗って
一体どこに向かっていくんだっけ?
ただここにあったら良かった
ここにあれば、まだ私の心の中で
大切にできていたはずだった。
傷付くことを避けすぎる私と
傷を丸ごと受け入れてしまう貴方では
上手くいかないことも分かっていたのに。
それでも私達は、
傍にいようと身を削って愛し合ってた。
今になっては哀れだと思える。
それでも、幸せだったことに変わりはなくて
あの頃の私が私らしく笑っていた事も
嘘だと言いたくない私だっていて。
ねえ、貴方は今笑えてますか?
最後に見た貴方はいつも
苦しそうな顔ばっかりしていたから。
隣に居る人が私じゃなかったとしても
貴方が笑って幸せだと
胸張って言える日々を願っていたいと思う。