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沈む夕日に貴方を想う午後6時
未だに手元のスマホは光らないまま
私は1人あの海を歩いてた。

思い出となった公園も
あの海岸沿いへ続く道も
忘れっぽくて方向音痴な私だけど
案外今でも覚えてるものね。

私の五感が全てを物語っている。
貴方が居た日々の嬉しさや
貴方の居ない海を眺めた喪失感を。

失って得るものがあるとしても、
得たものが失ったものの非にもならなくて。

それならいっそなにも得られなくとも、
あの頃の私は
貴方を失わない人生を選んでいたんだと思う。

忘れる為にしたことが全て
自分の身に付くほどに呪いとなって残る。
それがいくら苦しくても
貴方への愛おしさだけで私は生きていける。

「私を忘れないで」
あの花を身に刻む貴方が好きだった。
貴方がいたから
こんな花言葉も悲しく聞こえなかったよ。

4/7/2026, 12:50:53 PM