結都「おねえちゃちゃ〜〜〜ん。ゆるしてよ〜〜〜〜」
由香里「もう!!!あんだけ、気を付けてって言ったよね!?」
また始まったよ.....
私は、幼稚園の男の子の結都と小学3年生の由香里といっしょに暮らしている。
父親は、由香里が6歳の頃に離婚し今は私含めて3人で暮らしている。
何で、片方を父親に渡さないかって?それは、あの人が「子どもはいらない。俺には、あの女と一緒にすることだけがいいんだ。そこに子どもがいれば邪魔になるだろ!!!」と怒鳴り散らすものだから、早速離婚届と証拠写真と一緒に顔面に叩きつけて家を出た。
最初は、良かったのだが由香里が、今現在反抗的なのだ。
その中、結都と喧嘩してしまうともっと怒るかもしれない....
今回は、由香里のお気に入りの本にジュースをこぼしてしまったらしい.....
勘弁してくれよ〜〜〜〜。私「由香里。その本おばあちゃんからもらった本でしょ?また、おばあちゃんに同じ本を買ってもらったらどう?結都もわざとじゃないし。おばあちゃんに新しいの買ってもらったほうがいいんじゃない?」由香里「やだ!!!私は、あの本がよかったの!!ジュースで濡れちゃったじゃんか!!」結都「ごめんよおねえちゃん。おかあさんといっしょに、本屋さんでお姉ちゃんが好きそうな本買ってきてあげるから...」と結都が言うと由香里は「それなら.....」と言い仲直りをした。
今後、そうゆう喧嘩はやめておくれ.... 子供たちよ...
#14 【今回だけ許して】
誰か、私のことを助けてよ.....
ある日、恋人と登山に来た日のことだった。「何か声が聞こえた気がするんだけど気のせいかな?」僕が言うと、彼女の優花も「確かに、さっきから助けてって聞こえるような、聞こえないような....」
周りを見ても、観光客でいっぱいだったため助けてと発言している人を見つけることができなかった。
僕と、優花は探すのを諦め登山に集中した。
「登山はやっぱりいいね。海見くん」海見というのは僕の名前だ。名前は白鳥海見(しらとりかいみ)と読む。
二人で登山を楽しんでいると、冷たい風が吹いてきた。山の風じゃない!と僕達は、同時に気づいた。
登山に行く前に、案内さんに山のことについて聞いていたのだ。「やまの頂上に近づくと変な声が聞こえ、冷たい風が吹いてくる。それと同時に誰かが倒れてしまう。そうなったら直ちにみんな、下山しないといけない」
といっていた、倒れた人はそのままにしないといけないらしいという話も聞いていた。
僕達は、近くの老夫婦にその話をするとびっくりした顔でおじいさんは頂上の方に登り「今すぐみんな下山しろ!!!!」と、とんでもない声で叫んでいた。
おばあさんはその場で、「山の麓に近い人達から、下山していきます!!押したり走ったりはしないでください!!もし倒れたりしている人がいたら、その人には触れず落ち着いて下山していてください!!」
と言い冷静ですごいと、僕達は感心した。するとおばあさんがやってきて、「下にある休憩ゾーンの職員さんにこのことを伝えてくれ。そこの隣りにいるお嬢ちゃんは、わたしたちと一緒に登山に来ている人を誘導してほしいんだ」とおばあさんは言い僕は、休憩ゾーンに向かった。歩いていると、なぜか頭痛がしてきて、助けてと頭の奥で行っているような気がしてたまらなかったが、今は、人命優先だと心に言い聞かせなんとか休憩ゾーンに到着した。
職員にこのことを伝えると、「急がないと!!!!!!!」と大慌てで奥に行ってしまった。
外を見ると、さっきの老夫婦がみんなを誘導していて横には優香もいる。一安心していると、中から黒いワンピースを着た人がこちらに向かってきた。
明らかに、登山の格好じゃないとびっくりした。しかし、観光に来て山の写真を取りに来ただけかもしれない。決めつけはやめようと思った。
その人が前に来ると、「わたしたちを助けてくれてありがとうございます!!他のみなさんもあなた達に、みんな感謝していますよ」とお礼を言われた。
僕は「そんな大したことはやっていませんよ。あの老夫婦が指示を出していて僕は、その指示に従っただけですから」といったが「お礼したいので、何か食べたいものとかありますか?」と聞いてきた。
「僕は、お寿司が食べたいですね。あの彼女もいるんですけど一緒には良いですか??」と聞くと「ええ全然大丈夫です。彼女さんにあってみたいのですがいいですか?」と聞いてきてき、ぼくはこう答えた。
「全然大丈夫ですよ。呼んできますね」といい、かのじょを連れてきた。「素敵な彼女さんですね」と言っていた。
「お寿司屋さんは、あの美味しい「魚橋」にしましょうか」と提案してくれた。「じゃあ5時に集合しましょうか」といい別れた。
家に帰ると、優花が真っ青な顔になって僕のところにやってきた。「どうしたの?」と聞くと「さっきのあの女の人、老夫婦を◯したってニュースで....といい倒れそうにたった。優花はソフアの上で寝転がせ毛布をかけゆっくり休ませた。
ニュースを見てみると、確かに◯人事件のニュースが流れている。
そのきっかけがあったため、僕達は登山をやめ水彩絵の具を使ったエにハマっている。
僕は、背景を書くのが向いており優花は水彩を取り扱うのがすごくうまい。だからその2人で協力して水彩画を作り上げSNSに上げたり動画を取ったりして、お金などを稼ぎ趣味にも行き渡っている。
そういえば、あの声なんだったんだろう.......
た..... す...けて
#13 【誰か】
ある日、お母さんとお父さんが出かけたまま帰ってこなくなった。
家にいるのは、小学5年のお姉ちゃんと中学2年のお兄ちゃんと小学3年生のわたしだけだった。
お兄ちゃんは、自転車で家の周りを探してくると言って家を出て探しに行った。
お姉ちゃんは、お母さんのLINEにメッセージの何個も送っているが、既読がつかないらしく、とても心配していた。
2時間半ほどたったらお兄ちゃんから、電話がかかっていた友達に色々聞いていると友達が「お父さんは見たよ。だけど何かから逃げていながら誰かを探してる感じだったよ」ということを聞いたらしく
今、その方向に向かっているという連絡らしい。「だけど、一つ聞いてほしいことがある」といいその話を聞くと、いえの窓やシャッターを全部閉めて、鍵も閉めろ。それから電気も消して地下室にに入って
スマホやゲーム機は持って行くな。食べ物や飲み物は、持っていってもいいと言い電話は切れたらしい。
お姉ちゃんは、お兄ちゃんの言う通りにして「地下室に行くよ」と言い地下室に行ったそしたら、地下室はすごく快適で別途もありエアコンまで設置されている。
机で、おにぎりを食べながら過ごしていると、すっかり夜になったらしく私はお姉ちゃんとベットで寝ていた。
その時地下室の扉を叩く音がし、お姉ちゃんを起こして聞いてみると「喋らないでね。安心したかもしれないけど、お母さんやお父さん、お兄ちゃんじゃないよ。知らない人だからね」
お姉ちゃんは、もう1つお兄ちゃんから聞いていることがあったらしい。
それは、「夜中にきっと、家の中に誰かが入ってきてお前たちを探しに来る。だから地下室の扉をたたかれても絶対に開けるな。開けたらどうなるかだいたい想像できるだろ?だからとりあえず。、絶対に開けるな。分かったな?」ということを聞いていたので、まさにこれだなと革新したらしく「早く布団を、かぶりなさい」とお姉ちゃんは言い私はそれに従い布団に潜り込んだ。
気づいたら、朝になっていて地下室を出るよといい家の中に出ると、物が沢山散乱していた。
玄関を出てみると、人だかりができていてその目の前には、誰か分からない焼け焦げた◯体2つとナイフで何箇所か刺されたあとがある見覚えのある人だった。
ところどころ、あざもできていた。
それは........
お兄ちゃんだった.....
突然のことで、お姉ちゃんは崩れ落ち手で顔を隠して「嘘でしょ....」と何度も言い続けていた。
何十分かすると、警察がやってきて身元の捜査が始まり焼け焦げたのは、お父さんとお母さんで何箇所も刺されていたのはやっぱりお兄ちゃんだった。
わたしと、お姉ちゃんは突然家族を3人も失い、私達は保護されお姉ちゃんはお兄ちゃんが◯亡シたのがショックで精神を病んでしまい、精神病院に入院しているらしい.....
#12 めぐみ❄
駅を出て実家に徒歩で向かっていると、雨がザアザア降ってきた。ちょうど傘を持っていたことに気が付き慌てて傘をさそうと、するとそれが日傘だったことを思い出した
渋々傘をたたみ、親にLINEで雨が降ってきて傘も持っていないから少し遅れると連絡した。近くにコンビニがあったので、ありがたくそこで雨宿りすることにした。
雨宿りするだけだと、なんだか申し訳ないので自分の好きな昆布のおにぎりと、からあげクン、肉まんとその時は少し寒かったので温かいお茶を買った。
なぜこんなに買うかって??それはね、インターネットで今後の天気を調べたら今は朝の9時半ごろで雨が止むのが、お昼すぎほどだったからだ。
こんなに買うのを見て、店員さんに聞かれた。「こんな雨の中傘も持っているのにどうしてささないんですか?」そう質問された。私は、傘の持ち手に貼られているシールを指さしていった。これ実は、折りたたみ傘じゃなくて折りたたみ日傘なんです。そういうと、店員さんが申し訳無さそうにペコリと頭を下げた。そして顔を上げると、「これサービスです。よかったらどうぞ」とからあげクンの新作をこっそり袋に入れてくれた。
しかし私は、「そんなもらえません」といい首をふる。だけど店員さんは、「良いんです僕のおごりです。」とニッコリしていった。「あ、それとちょっとまっていてください」といって奥に行ってしまった。
何しに行ったんだろう。と思い鞄の中に忍ばせていた、好きな作家の本を取り出し読んでいると、さっきの店員さんがビニール傘とメモを渡してきた。
今更だが、なぜか今は冬の季節のはずなのにその店員さんは夏の半袖の服を着ていた。不思議と思っていたが、コンビニの中は暖房が効いていたので大丈夫なのかなと思った。
「この傘、僕のですけど良かったら使ってください。メモは、コンビニを出たあとに読んでくださいね。」と言わてれ、「ありがとうございます。大事に使わせてもらいます」ありがとうございました。
そう言われて、コンビニをあとにした。メモにはこう書かれていた。「あなたの父母に僕の代わりに伝えてほしいことがあり、メモを書きました。優太からだと言ってください。優太はコンビニで今もすごく頑張っていたよと伝えてほしいんです。よろしくお願いします」とメモに書かれていた。なんだか、「優太」という名前がどこか懐かしい気がした。
傘をさして歩いていると実家が見えてきた。実家について親にこの話をすると、びっくりした顔をした。母がタンスの中から1枚の写真と、封筒をだしてきて父は、黙って目をつぶっていた。
私は、最初「なにかだめなことでも言っちゃったかな」とすごく心配だったが違ったようだ。
母が写真を私に渡してきて話し始めた。「優太はね、あなたのもともとの兄だったのよ。」私はびっくりした。Snow Man、なにわ男子にも入れそうな超イケメンだったからだ。母は、話を続けた。
「優太はさっき言ったようにね兄で、小学生の時でも女子の中ではとても人気でアイドルとかでもないのにファンクラブもあったの。覚えてない??」たしかに女友達からすごく羨ましがられていたのを思い出した。
「そして高校生の時家の近くでアルバイトを始めたの部活を時々休んでバイトをたくさんしていて、接客も最高だったらしいわ。」そう言い終わると、二人の表情が暗くなった。
次は父が話し始めた。「そしてアルバイトをしていた時、女の人の常連さんで結花さんという人がいたそうだ。ある日、その結花さんからまさかの言葉「付き合ってください」という言葉が出てきたそうだ。もちろん俺の息子は断った。しかしその女に恨まれて、4ヶ月後その女に優太が「いらっしゃいませ」と明るくいつものように接客すると、その女は近くにあったビニール傘を持って優太の方へ突進していったの。」私はだいたい想像できた。
その女が、ビニール傘で刺したことによって兄は死んだということを。
その瞬間雨がやんでいた空が急に曇りだし、雨が降ってきた。わたしたちが泣き始めたのと同じ瞬間に。私は今自分が雨に打たれているのか、ただただ泣いているのか区別がつかなくなった。
兄が入れてくれた、からあげクンがコンビニにいたときは温かったのに今はもうすっかり冷めきっていた。
優太と同じように...... 泣き止んだ後、一度鏡を見てみた。涙の跡がくっきり出ていて、みんな顔がぐしゃぐしゃだったらしい。
私はそのまま寝てしまったから、あんまり覚えていないけれど........
ぼんやり覚えていたのは、なぜか傘の先が赤っぽかったのは気のせいなのかな......?
#11 めぐみ❄
お前は、いつも半袖しか着ないよな。「うん。だって長袖でだと絶対暑いじゃん」あいつが答える。
あいつは、幼い頃から少し珍しい病気にかかっていた。ある時、あいつは交通事故にあい後遺症が残ってしまったとあいつの親から聞かされた。
俺は真っ先に車の運転手の家に行き、警察のように事情聴取みたいなのを始めた。
それだけ当時は悔しかったのだろう。あいつの後遺症はめったに治らないと言われていた。
なぜその当時から長袖を着るようになったんだろう。前は、今と真逆ですごく暑がりがったのに....俺はインターネットであいつの特徴をもとにしてたくさん調べた。
小学校で習ったばっかりの、ローマ字を使って無我夢中で調べた。しかし答えはいつも同じ「検索結果は見つかりませんでした。ワードなどを変えてお調べください」
壊れてるのか?考えたが、父さんのパソコンはウイルスが入ってこないようにバリアはいつもガッチガチだった。そんなわけないと思いながら調べたが全く分からなかった。
後遺症は名前はわからなかったが、どんな後遺症化は教えてくれた。
「おしゃべりが、いつもよりゆっくりになってるよ。もしかしたらもう一つ増えちゃって二人の思い出がなくなちゃうかもしれないのよ。」嘘だ.....俺は母さんの話を聞きながら自分に言い聞かせた。
あんたが悲しむと思って言わなかったのよ。ごめんね..,あとちょっとであんたもお兄ちゃんだからね..あっ」また母さんが口を滑らして、妊娠していることをバラしてしまったのだ。
父さんと計画していた俺にとってのサプライズが、母さんの口滑りで考えていたことが全部、水の泡になった......
その時はみんなが大爆笑した。
久しぶりにみんなで沢山笑った気がする。思い出すと、とても懐かしい気持ちになった。
三ヶ月後....
あいつの状態が悪化し、緊急手術となったあいつの手を握りながら言った。「また、二人で楽しい所たくさん行って大人になるまで一緒にいような」あいつはゆっくりと頷いて強く俺の手を握りしめた。
それが最後の約束..いや最後の会話だった。あいつはそのまま帰らぬ人となった..葬式でお花をいれるとき花と二枚の布切れを入れた一枚は、クラスのみんなの一言だ。
俺がみんなにお願いしたんだよ。感謝しろよな。もう一枚は、俺からの一言だ。書いた内容は読んだ人たちにおまかせする。
久しぶりに、あいつと最後に行ったデパートに来た。もちろんあいつの家族や俺の家族も一緒にな。 半袖の服を見てみんなが立ち止まったあいつが最後着ていた半袖だった。
俺は、母さんに頼みあの半袖を買ってもらった。家について長袖を着て思った。
あいつが近くにいて笑っている顔が見えた気がした「着てくれてありがとう。覚えててくれていたんだね。」
忘れるわけ無いだろ.....ばかが 俺は人生ですごく泣いた出来事だった
#10 めぐみ❄