めぐみ❄

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誰か、私のことを助けてよ.....
ある日、恋人と登山に来た日のことだった。「何か声が聞こえた気がするんだけど気のせいかな?」僕が言うと、彼女の優花も「確かに、さっきから助けてって聞こえるような、聞こえないような....」
周りを見ても、観光客でいっぱいだったため助けてと発言している人を見つけることができなかった。
僕と、優花は探すのを諦め登山に集中した。
「登山はやっぱりいいね。海見くん」海見というのは僕の名前だ。名前は白鳥海見(しらとりかいみ)と読む。
二人で登山を楽しんでいると、冷たい風が吹いてきた。山の風じゃない!と僕達は、同時に気づいた。
登山に行く前に、案内さんに山のことについて聞いていたのだ。「やまの頂上に近づくと変な声が聞こえ、冷たい風が吹いてくる。それと同時に誰かが倒れてしまう。そうなったら直ちにみんな、下山しないといけない」
といっていた、倒れた人はそのままにしないといけないらしいという話も聞いていた。
僕達は、近くの老夫婦にその話をするとびっくりした顔でおじいさんは頂上の方に登り「今すぐみんな下山しろ!!!!」と、とんでもない声で叫んでいた。
おばあさんはその場で、「山の麓に近い人達から、下山していきます!!押したり走ったりはしないでください!!もし倒れたりしている人がいたら、その人には触れず落ち着いて下山していてください!!」
と言い冷静ですごいと、僕達は感心した。するとおばあさんがやってきて、「下にある休憩ゾーンの職員さんにこのことを伝えてくれ。そこの隣りにいるお嬢ちゃんは、わたしたちと一緒に登山に来ている人を誘導してほしいんだ」とおばあさんは言い僕は、休憩ゾーンに向かった。歩いていると、なぜか頭痛がしてきて、助けてと頭の奥で行っているような気がしてたまらなかったが、今は、人命優先だと心に言い聞かせなんとか休憩ゾーンに到着した。
職員にこのことを伝えると、「急がないと!!!!!!!」と大慌てで奥に行ってしまった。
外を見ると、さっきの老夫婦がみんなを誘導していて横には優香もいる。一安心していると、中から黒いワンピースを着た人がこちらに向かってきた。
明らかに、登山の格好じゃないとびっくりした。しかし、観光に来て山の写真を取りに来ただけかもしれない。決めつけはやめようと思った。
その人が前に来ると、「わたしたちを助けてくれてありがとうございます!!他のみなさんもあなた達に、みんな感謝していますよ」とお礼を言われた。
僕は「そんな大したことはやっていませんよ。あの老夫婦が指示を出していて僕は、その指示に従っただけですから」といったが「お礼したいので、何か食べたいものとかありますか?」と聞いてきた。
「僕は、お寿司が食べたいですね。あの彼女もいるんですけど一緒には良いですか??」と聞くと「ええ全然大丈夫です。彼女さんにあってみたいのですがいいですか?」と聞いてきてき、ぼくはこう答えた。
「全然大丈夫ですよ。呼んできますね」といい、かのじょを連れてきた。「素敵な彼女さんですね」と言っていた。
「お寿司屋さんは、あの美味しい「魚橋」にしましょうか」と提案してくれた。「じゃあ5時に集合しましょうか」といい別れた。
家に帰ると、優花が真っ青な顔になって僕のところにやってきた。「どうしたの?」と聞くと「さっきのあの女の人、老夫婦を◯したってニュースで....といい倒れそうにたった。優花はソフアの上で寝転がせ毛布をかけゆっくり休ませた。
ニュースを見てみると、確かに◯人事件のニュースが流れている。

そのきっかけがあったため、僕達は登山をやめ水彩絵の具を使ったエにハマっている。
僕は、背景を書くのが向いており優花は水彩を取り扱うのがすごくうまい。だからその2人で協力して水彩画を作り上げSNSに上げたり動画を取ったりして、お金などを稼ぎ趣味にも行き渡っている。



そういえば、あの声なんだったんだろう.......








た.....    す...けて

#13 【誰か】

10/4/2025, 2:54:30 AM