いちご

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12/19/2023, 3:26:51 AM

冬は一緒に


高校の再考査は友達と一緒に
クリスマスは恋人と一緒に
正月は家族と一緒に

ひとりぼっちなんて存在しない
もしそんな人がいるのならば
その人は「一緒にいてくれる人」の存在を

まだ知らないだけ

12/17/2023, 11:16:27 AM

とりとめもない話


「音楽の歌詞が分かりにくい」とか、
「現代文もっと簡単な言葉にしてよ」とか、
そういうことを言っている人は、

「言葉が凶器になる」って言葉についてどう思っているんだろう。

私は「言葉の力はとても大きい」くらいにしか思っていないように思う。
似た意味でも本当はちょっと違うのに、それを知ろうとはしない。
ましてや日本語なんて、他の言語と比べて自由度が高いのに。

「生きる」「生える」「誕生」「生活」「生まれる」「生す」
ひとつの漢字でもこれだけ読み方がある。

「〜だよ」という語尾に「ね」を付けるだけで、
共感出来たり、確認できたり、圧をかけたり、疑問を持ったり。

言葉の力は確かに凄いけれど、繊細さにも目を配るべきじゃないかな。
伝わりやすい言葉を選ぶからこそ、伝わらない事だってあるのだから。


​───だけどこんな話は、そういう人たちにとっては……

11/21/2023, 4:11:21 PM

どうすればいいの?


私は自己肯定感が低すぎる。
これは周知の事実である。
だけれど誰も知らない。

普通であるためだけに
「あげる努力が必要」ということ

そしてそれは
私を更に絶望へ追いやり
上げるどころか下げてしまう

常に繰り返される
抜け出そうとするほど嵌っていく

防ぐために何が必要だった?
逃げるためにどうすれば良かった?
私の少しの良心が
「絶望」から生まれていたなら
逃げ出すことは正解なのか?
私が私を引きずり下ろす
私に無いものを持つ人に憧れ、
叶わず落ち、「絶望」を刻む

私はどうすればよかったのだろう

11/19/2023, 11:50:19 AM

キャンドル


暗闇でイルカのぬいぐるみを抱く。
布団を被って座っている。
遠目に灯りを見つめている。
ピアノを聴く。
旋律を撫でる手が見える。

か弱くも強かな曲線美を
流転する旋律に乗せて
私は穴の空いた心に和紙を貼った。

10/28/2023, 12:47:46 PM

暗がりの中で


僕は何も見えない。
目が壊れている訳では無い。
おそらく五感は機能しているだろう。

そうでなければ、引きちぎられる足の感覚に気づきようがない。

突然、光が目に刺さった。
眩む。やはり目は機能していたようだ。

その中にあなたがいた。
手を差し伸べ、僕を助けようとする。
体を奪おうとする何かから。

それを感じた時、僕は理解した。

「光」が強ければ強いほど、
「暗がり」は深まるのだと。

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