好きになれない、嫌いになれない
好きな人を聞かれても
嫌いな人を聞かれても
誰の名前も出てこない
誰の顔も浮かばない
いいところも
悪いところも
誰にだってあるはずなのに
何でそんなこと聞くんだろう
静かな情熱 【私の好きな色】
「情熱といえば赤色」
という感覚が馴染み深いと思う
緑は調和や平穏
黄色は明るさ、希望や喜び
そして青色、冷静さ、賢さなど
合理的であるイメージが強いと思う
それは目的に向き合う上で確実に必要となる
目的目標のために手段を吟味し、
確実にゴールに近づいていく。
それは時に情熱と言える。
静かに燃え盛る情熱の炎。
それが青色だろう。
新しい地図
少し手を伸ばすと、そこには地図があって。
少し足を運ぶと、地図にはないお店がある。
大切なのは、座っていることではなくて
思いついたら立ち上がって、まず歩き始めること
もし、本当に困った時には、地図を開いて、
目的地をみて、自分を見て、また歩き出すことだと思う
春爛漫
いついかなる時よりも淡く、優しい光がこの時間を包み込み、ただ前進を続ける私たちに出会いと別れの訪れをつげた。
記憶 【トラウマ】
毎日を夢現に過ごしている。
ふと体が浮き上がったかと思えば、次の瞬間全身が叩きつけられることもある。
そんなことをいつまでも繰り返してきたんだろうけれど、そんな記憶はどこにもない。
浮いて、落ちて、浮いて、吹っ飛んで。
そろそろ砕けてしまいそうだ。
そうまでしても、前に進み続けなければならない。
なんでだったっけ。忘れてしまった。
あ、だめだ。もう、ておくれだ。
ここまでだ。もう充分だ。
そうして記憶がはっきりと描写されて、私の日記はニュースに取り上げられるほどのベストセラーとなった。
「限界を知れなかった哀れな子供」として、私は一夜にして時の人となった。
だけど、それを知っても、だれも限界を人には教えない