とりとめもない話
夜風が窓を叩く頃
君と交わす、とりとめもない話
時を追うことも忘れ
言葉は川の流れのよう
星の数ほどある言葉が
心を揺らし、笑い声を繋ぐ
大事なことなんて話さなくていい
ただ今を、ゆるやかに泳ぐ
朝が白み始めるまで
ふと途切れた沈黙さえ
優しさに満ちていた
君といた、このひととき
「またね」と言い残す扉の向こう
心には確かな灯りがともる
とりとめもない話こそが
明日を生きる力になる
風邪
冷たい風が頬を撫で
静寂の街に響く咳音
体は重く、まぶたも鈍く
けれど窓の外には冬の光。
ふわりと香る温かい茶
やさしさが湯気とともに
冷えた心を包み込む
一匙の蜜、慰めの味。
毛布に潜り、眠る間
夢は遠く、雪の原野へ
そこに吹く風は凛として
今の私を忘れさせる。
風邪の中にも、ひとときの安らぎ
手を差し伸べる声、ぬくもりの手
回復への道をそっと示す
風邪と共に、人の優しさを知る。
冬を待つ
空気が澄んだ夜の帳に
木枯らしが語りかける。
「もうすぐ冬がやってくる」と、
静寂の中に響く予感。
枯れ葉は踊り、地に還り、
大地は深い眠りへ誘われる。
凍える月明かりが
白く染める準備を始めた。
心はいつしか、ぬくもりを探す。
手を取り合い、寄り添う灯火。
冬が訪れるその瞬間を、
凛とした想いで、待っている。
イルミネーションは街が光で包まれる夜
寒ささえ忘れるほどのきらめき。
あなたと手をつなぐ瞬間
心まで明るく照らされる。
「寒くない?」
優しい声が心を溶かしていく。
イルミネーションの下で見つめる横顔
どんな宝石よりも輝いている。
「この瞬間がずっと続けばいいのに」
言えない言葉が胸の奥で弾ける。
光に包まれた二人の影が
ゆっくりと近づいていく。
それは、きっと一生忘れない冬の魔法_
「愛のかけら」
君の瞳に映る未来が、
私の心をそっと満たす。
何気ない君の笑顔が、
世界のすべてを輝かせる。
言葉じゃ足りないこの想い、
ただそばにいるだけで、
温かさに包まれる。
愛を注いで。
君の幸せが、私の幸せだから。
この胸に、永遠の光を灯して。