少女は、世界で最も美しい魔法を持っていた。
彼女の指が触れるだけで、枯れた花は咲き、
傷ついた人々は癒やされる。その奇跡を求め、
誰もが少女を崇め、愛した。
だが、彼女の魔法にはひとつの代償があった。
命を救うたびに彼女の体は少しずつ石に変わっていく。
人々は知っていたが、それでも願わずにはいられなかった。「もう一度だけ」「この子だけでも」と。少女は微笑みながら願いを叶え続け、やがて最後の魔法を使った瞬間──完全に石となり、美しい彫像となった。
村の広場に立つ少女の石像は、今も変わらず微笑んでいる。かつて彼女を愛した人々は、やがて彼女の存在を忘れ、別の奇跡を求めて旅立っていった。
数年後、石像は手入れをされず、放置されたまま
幼い女の子が目の前に立っていた。
「もう二度と…」
君に虹を出す魔法を教わった。
君と見た虹は綺麗だった。
中学生の頃、私は人生に疲れてしまっていた。
家庭環境も、人間関係も上手くいかなくて
それが私の精神を強く殺していた
そんなときに私はふと宛先もない手紙を書いて
細く丸めた紙を瓶に入れて栓をして海に流していた
宛先も不明で手紙の行方も分からない
だけど、ふと社会人になってから思い出した
手紙の内容も薄らと覚えている
〝名前も分からない誰かさんへ
もしこれを拾ったなら、ちょっとだけ
読んでいってほしいな。
人生って、思ったよりうまくいかないことばっかり。
頑張ってもうまくいかないし、
正しく生きようとしても間違える。
でもね、最近気づいたんだ。
そんなに慎重にならなくても、
意外となんとかなるって。
転んでも、しばらく寝転がって
空を見てたら、また歩きたくなる。
間違えても、そこから新しい道が見つかることもある。
だから、深呼吸してみて。
大丈夫。私もなんとかやってるから。
— どこかの誰かより〟
今になったら変なこと書いてるなって思った
でも人生なんて一つの道しかないわけじゃないんだから
嫌な事があるなら逃げ出せばいい
私だって虐められたとき、すぐに逃げ出した
言い返すこともしなかった。
その人と同じ土俵に立ちたくないから
それが私の言い訳だよ
でも、とりま生きてみようと思う
これから行先も見えない人生だけどね笑
まだ私は人生の四分の一しか歩いてないのだから
どんな未来が待ってるか分からないけど
私なら大丈夫_
人生で真っ暗な道を歩むのは必ず誰でもある
真っ暗な道を他人からの冷たい言葉を受けながら
歩いて、我慢をしながら歩み続ける
踏み外しそうなときにたった一つの輝きが見える
その輝きを求めて今日も歩き続ける
時間よ止まれ…!!
止めたところで貴方はベッドの上で眠ったまま
過去に戻せるわけでもないのに永遠と時間を止める
貴方が先に旅立ってしまうのは嫌だから
何も動かない世界で貴方が生きれる道を捜し求める
たった一つだけ貴方が生き残れる方法は
時間を止めたまま_それだけしかないの。