『冬休み』
子どもの頃にたくさんあった○○休み。
あと何日で休みだ!
早く学校が終わらないかなー、などとのんきに考えられるくらいには楽しみだった。
しかし、大人になると休日が非常に貴重な時間に変わる。
子どもの頃のような数週間も休みなどないし、土日の二日間が休めたら御の字なんて職種もちらほらある。
社会に出て、大人になると子どもの頃の○○休みが非常に貴重な時間だったことを痛感する。
あの時もっとこうしていれば……。
あんなことやこんなことしておけば……。
──まさに後悔先に立たず。
今現在、学生時代を謳歌する皆さんは、どうかその貴重な時間をしっかりと自分のやりたいこと、興味のあることに使ってほしい。その時間は大人になると二度とはやってこないのだから。
子ども時代をすぎて既に大人な皆さんは、これからくる年末年始の休みの間にしっかりと体を休める期間として過ごしてほしい。
『手ぶくろ』
冬の必需品、手ぶくろが手放せない時期になった。
これがないと冬を過ごせないほどに。
手ぶくろも安いものから高いものまであるし、防水加工がされていたり、おしゃれなものだったりと多種多様になって自分好みなものを探しやすくなったのではないだろうか。
……この前、うっかり手ぶくろを忘れて外出したことがあった。
元々冷え性な私の手は外気であっという間に冷えに冷えて、たまたまポッケの中に入れていたもうひとつの冬の必需品のホッカイロで暖を取れたから良かったものの、あの時なかったらと考えるとゾッとする。
どうか皆さんも、冬場の手先の冷えにはくれぐれも気をつけて。
『変わらないものはない』
人が中心の世界はいつだってやかましく、変革を求めて変わり続けるが、自然の昔からそのサイクルはほとんど変わらない。
常に変化を望むのが人間であるのに対し、特定のサイクルを回し続けるある種の不変が自然という対比になっているような気がする。
もちろん人の中にも、昔から今までほとんど性格が変わらない人だっているし、人と関わった分だけ丸くなり穏やかな性格になる人だっている。良くも悪くもだ。
昔からある商店街のお店はどこか懐かしく感じるのは、ほとんど変わらない不変ゆえの安心感を持つ。
最近できたお店は新しいもので満ち溢れ、活気に満ち満ちているゆえのこれからの期待感を持つ。
いくつか対比になりそうなものをあげてみたが、まだまだ出てくるだろう。
変わる方がいいのか、変わらない方がいいのか。
まあそれは個人の問題なので、よくよく自分と向き合って考えてみてほしい。
あなたは不変を求めるのか、それとも変革を求めるのか。
もしくは、どちらも求める……なんて欲張りな、強欲な人もいるかもしれない。
『クリスマスの過ごし方』
クリスマスに雪が降ったら、ホワイトクリスマスと言われるのはあまりに有名だ。
ちらちらと降って、うっすらと周りが白いくらいなら、ホワイトクリスマスと呼ぶにふさわしい感じになるかもしれない。
これはあくまでも理想論で、実際にはそんな理想的な降り方をするパターンの方が珍しい。
道路に雪が降るどころか晴天でした、なんてところの方がむしろ多い。
元来クリスマスは、家族と過ごしたり、恋人と過ごしたりするのが外国では通例だ。
つまり愛する者と共に過ごす時間を共有する日。
昨今の多様性により、愛する者は無理にリアルな人でなくてもいい風潮も少しずつだが生まれつつある。
いいことか悪いことかは言及はしないでおく。
これに則るならば、自分の好きなものに囲まれて過ごす時間があってもいいはずなのだ。
クリスマスは休みの人ならのんびりと過ごせるが、仕事でのんびり過ごせない人もいる。
しかし人には平等に、クリスマスはやってくる。
時間はたとえ短くてもいい。少しだけ自分の好きで囲まれた空間で癒されてもバチは当たらない気がする。
──どんな人でも、好きなものに囲まれて過ごしたい気持ちは変わらないんじゃなかろうか。
……そうそう、世の中には『クリぼっち』なる単語があるそうで。
別に慎ましくクリスマスを楽しんでいたっていいだろうに、わざわざ変な単語を作らなくても……。
昔より今は独身で一人暮らしな者も多いのに、何を今更と思うが、クリスマスの過ごし方はもはや千差万別あっていい。
今日くらいは皆さんが自分らしくクリスマスを楽しめますように。
『イブの夜』
──クリスマス・イブの「イブ」は、英語の「evening(=夜)」を略した呼び方。
つまり、「クリスマスの夜」という意味である。
明日がクリスマスだが、皆さんはクリスマス・イブをどうお過ごしだろう?
雪が降らない地域は穏やかに過ごしているのだろうか?
雪が降る地域は雪かきで大忙しで、疲労困憊の中過ごしているのだろうか?
もしくは一足先に本日クリスマスを前倒しで楽しんでいるというご家庭もあるかもしれない。
「クリスマス」の日といえば十二月二十五日で世に知られている。
しかし厳密に言うと、『クリスマスとは、 十二月二十四日の日没後から二十五日の日没前まで 』となるのは知っているだろうか。
イブは別の日ではなく本来は「クリスマスの日」の中に含まれているから、別に二十四日に行ったとしても間違ってはいないのだ。
とまあ、そんな小難しい話はこれくらいで終わりにしよう。
日本では、日本人がなんの戸惑いもなくすんなりと外国の宗教にちなんだイベントを楽しむのがつくづく好きなんだなあと思う。
さすが、多様性を大事にしてきた日本の宗教の在り方が日常に溶け込んでいるだけはある。
クリスマスはまだ明日も続くのだ。
仕事の人も、休みな人も、皆さんが是非とも楽しいクリスマスを過ごせますように。