ノワール☪·̩͙

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10/10/2023, 11:55:37 AM

涙の理由
作者:ノワール
自分は朔。周りからは無表情、クールと言われてるだけあって趣味がなければ感情が出てこない。
朔「……。」
何も感じない。楽しさも嬉しさもつらさも悲しさも。感動する映画、本を読んでも何も感じない。
自分はふらふらとなんとなく何処かに行くことがある。行きたい場所がないが健康に悪いから適当に散歩をしている。いつものようにイヤホンをし、スタスタと思いのままに進む。ふと視界に何か白いもふもふが入ってきた。白猫だった。なぜだか分からない、分からないがなんとなく付いて行った。猫を見つめながら進む。髪が揺れた。猫が座り止まっていた。ふと顔を上げると
朔「……!」
視界には風に乗ってひらひらと舞う色とりどりの花びら。
その中央に大きな桜の木が。
花が沢山咲いているのにそれに負けず1本、綺麗な満開となって咲いていたのだ。
ふと違和感を覚え目元に手をやる。雫がすっと流れ落ちていたのだった。
改めて自己紹介をする。
僕は朔。好きな音楽も、本も、映画も、なにもない。
ただーー
ただ、桜は好き。

あとがき
お読みいただき嬉しいです、中々こういう系は慣れないので文がおかしかったらごめんなさい。         ノワール

10/10/2023, 8:58:40 AM

ココロオドル
作者:ノワール
あたしはマリオネットのアリーサよ。あたしはマリオネット、人形だから感情がないなんて思わないでね。しっかりあるんだから!でも今、ココロガオドルという感情?が分からないの。
見に来た人間は
「わあ…こんなにたくさん!ココロオドル!」や、「かわいいわね〜、あらごめんなさい、ついココロガオドッテしまったわ」
などとよく口にするの。ココロオドルってなんなのかしら?
……あら?こんなところにキラキラした硬いもの?そういえば見に来た人間はこれをホウセキと呼んでいたわね…最近来たばかりだから全く気づかなかったわ。それにしても…すごく綺麗なホウセキね。…?何かしら、この感覚。ほっこりしたような、ウキウキとしたような…?
人間「わぉ、思ったよりすごいね、これすごくかわいい…なんだかココロガオドルね、お母さん」
人間「えぇ、素敵ね、糸で繋がれてるのに美しいなんて。あら…?リン、そんなにはしゃがないのよ?全く」
そう言いつつ自分だって楽しんでるじゃない…まあいいけど。
……あぁ、そうなのね?このホウセキを見た時のあの感覚が…
「ココロオドル」なのかもしれないわね。


あとがき
お読みいただきありがとうございます。昨日から初めたのでこの話いいなと思ってもらえるよう頑張っています。よかったら別なものもみつけたら読んでくれたら嬉しいです。   ノワール

10/8/2023, 10:17:48 AM

束の間の休憩
作者:ノワール
私、雨宮 凛は課題をしていた。
凛「ふぅ…疲れた、でもやらないと…」
コンコン、とノックをされる。
母「勉強お疲れ様、凛」
凛「うん、あ、お菓子?」
母「ええ、甘いものがいいかなって思ってね。休憩もしっかりとるのよ?」
凛「うん、ありがとうお母さん」
母「いいのよ、それじゃあ…ほどほどに頑張ってね」
そう言い残しお母さんは去っていく。
わたしはお菓子をチラリとみて、また勉強に戻った。
凛「もう少しあとにしよう」
束の間の休憩だったが、程よい気分転換になったみたいだ。

あとがき
プチストーリー的な感じです。よかったら[力を込めて]もみつけて読んでみてください。            ノワール

10/8/2023, 9:58:51 AM

力を込めて
作者:ノワール
??「お母さん、あのね…」
??「お母さんちょっと忙しいからまた後ででもいい?」
??「あ、うん…ごめんなさいお母さん」
母「ううん大丈夫よ、それじゃあ仕事行ってくるわね」
??「うん、わかった」
??「今日も仕事なんだ…土曜日に買い物いこうって約束したのに…忘れちゃったのかな…」
私、雨宮 凛は玄関を見つめていた。
凛「また1人でいなきゃいけないんだ…でもわがまま言ったら困らせちゃうし…。…勉強しないと。またいい点取らないと…」
私の母親はいつも忙しそうで、私が小さいここに父親はなくなっていた。そのため中1の私の学費を補うため働いているのだった。
凛「いつもお母さんは頑張ってくれてるんだ…私が悪い点を取ったら悲しんじゃう、だから…頑張らないと…」
ふと外を見ると、母親と楽しそうに遊んでいる子どもたちが見えた。私はそっと目を離し、勉強に取り組んだ。
凛(集中しなくちゃ、遊んでる暇なんてないんだから…)
そう思うのに、心がなぜかモヤモヤしていた。そんなこんなでいつの間にか夕方になっていた。
ガチャっと音がする。
母「ただいまー」
凛「お母さん、おかえり」
母「遅くなってごめんね、今から夕飯作るから待っててちょうだい」
凛「うん、ありがとう。……ねぇお母さん、明日は休みなの?」
母「ええ、休みよ。久々の休みだからゆっくりできるわ」
凛「!じゃあ明日一緒にーー」
母「家で一緒にゴロゴロしましょうか?ふふっ楽しみね」
凛「あ…」
凛(そう…だよね、疲れてるんだから無理させちゃ駄目だよね…)
母「…?凛、どうしたの?具合い悪いの?」
凛「…っううん、明日は家でゴロゴロしたいなぁって…」
母「ふふっそうね!それじゃあ夕飯作るから」
凛「うん…じゃあ、部屋で勉強…してるね」
母「いつも偉いわね、これなら今回のテストもいい成績取れるわよ!頑張ってね」
凛「…っ、うん…じゃあ、できたら、呼んで」
そういい逃げるように部屋へ向かう。
凛「…っ、うぅ…っ」
なぜか涙が止まらない、拭っても拭ってもあふれる涙と感情は止まらない。
しばらくして落ち着いた頃に「ご飯よ〜」と言われリビングへ向かう。
母「あら?目が赤いけど…どうしたの?」
凛「ちょっと、目が痒くなって。もう大丈夫だよ」
泣いていたことを悟られないように笑う。
母「そう?ならいいけど…」
凛「うん、早く食べようよ、お母さん」
母「そうね、いただきましょうか」
いただきます、と言って食べ始める。世間話しをしたりして時間が過ぎていく。けれど心の中にあるモヤモヤは一向に晴れない。
母「あ、そうそう、明日映画見ない?」
凛「え?映画…?」
ということは一緒に外出出来るということ。あまりの嬉しさに、うんっ!と大きく頷いた。
母「何を見ましょうか?家でみるなら…これがいいかしら」
凛「…え?」
うかつだった、疲れているのだから家でみるのが普通だろう。期待した自分がい悪いのに、それなのに、何かが切れた。そして気づいたら言っていた。
凛「…で、…るの?」
母「どうしたの?凛」
凛「家で、見るの?」
母「え…?」
凛「今日、本当は一緒に買い物いく予定だったんだよ…?」
母「それは、ごめんなさいね…また埋め合わせするからーー」
凛「そうやって!いつもそうやって!」
母「…っ!?」
凛「私、ずっと我慢してた…一緒に居たいけど私のために働いてくれて…だから言えなかった…っ」
母「り、凛…?」
凛「ずっと1人で…勉強しなくちゃいけなくて、成績悪かったら悲しむだろうからって頑張ってた…っでも頑張れば頑張るほど苦しくて、悲しくて…っずっと…」
そうして、一番言いたかったことを言った。力を込めて。
凛「ずっと寂しいの!一緒に楽しいことしたいの!ずっといたいの!」
泣きながら、それでもはっきりと伝えた。
母「凛…」
凛「…っごめんなさい、私ーー」
母「ごめんね、凛…ずっと、辛い思いさせてた…っこんなお母さんで、ごめんなさいっ…」
今夜は色々といい刺激になりそうだ。

あとがき
長々とつまらないものを申し訳ありません、初投稿なので慣れませんがこれからよかったら見に来てください。
                         ノワール