※風邪につき一回休み。
備忘録としてお題だけ覚えておきます。
「君と一緒に」
見上げると青すぎるほどに青い空が目にしみた。
一月も半ばだというのに今日は妙に暖かい。
マフラーやコートが少し邪魔に感じるくらいだ。
汗で首筋に張り付いた髪を鬱陶しく感じながら、繋いだ手の先の我が子を見る。
五歳になったばかりの娘の頬はりんごのように真っ赤になっていた。
「暑い? マフラーはずそっか?」
ぷるぷると首を振る。
娘はウサギが横に伸びた形のそのマフラーをいたく気に入っていて、冬になるとどこに行くにも巻いている。しかしこうも暖かいと流石に暑いだろう。
「お顔真っ赤だよ? 暑いでしょ。ママも暑いからコレはずしちゃうけど」
娘はやっぱりぷるぷると首を振る。
まぁ、少し暑いくらいなら大丈夫だろう。帰ったら汗をよく拭いてすぐに着替えさせればいい。
「うーちゃんと一緒に帰るの」
うーちゃん、と言うのはそのマフラーにつけた名前だそうだ。娘にとってそのマフラーはぬいぐるみと同じように大事なお友達なのだろう。
「そっか。じゃあ仲良く一緒に帰ろうね」
結婚して、娘が生まれて、離婚して。
いつの間にか私は娘と二人きりになった。
――私の大事なお友達はどこに行ったのだろう。
忌々しいほどに青い空を見ながら、ふとそんな事を思った。
END
「冬晴れ」
今ある日々がこれからも続いていくこと。
今ある課題が解決すること。
今苦しんでいる人が救われること。
他者に奪われないこと。
かなぁ。
幸せの定義って難しい。
END
「幸せとは」
「始まったね」
視線を上げると、水平線が金色に輝き始めていた。
少し離れたところで歓声が上がっている。男は傍らにいる恋人の肩を抱き寄せて「寒くないか」と尋ねた。
「君がいるから平気だよ。コーヒーもあるし」
そんな会話を交わしている内に太陽の輝きはどんどんその範囲を広げていく。
凪いだ海に金色の糸が織り込まれていくようだ。
「·····」
「泣いてるのか?」
不意にそんな声が聞こえて、自分が泣いていることに気付いた。
「おかしいね。もう何十回も見てるのに」
乱暴に涙を拭う。
「今年もやっぱり君と見られて嬉しいんだ·····」
「俺も」
囁いて肩を寄せる。
「今年は特等席だしね」
小さく笑うとコテンと肩に頭を乗せてくる。
「あと何度、こうして見られるか分からないけれど·····」
「来年も一緒に見よう」
金色に輝く景色を見ながら、どちらともなく呟いた。
END
「日の出」
資格取得に向けて勉強。(一日30分は集中する)
旅行する。(お金は貯めたからあとは計画)
本を読む。(ノンフィクションをたくさん読みたい)
とりあえずこんなとこかな。
目標は口に出すといいというから、目に見える形にしておく。叶うといいな。
END
「今年の抱負」