手を繋いで
嗚呼 なんてお山は遠いのかしら
空の向こうは どうなっているのでしょう?
さっきまで湿った風は 少し透明となり
この街にサラサラとした 風となって
吹き抜けていきます。
このまま太陽に溶けてしまえるかしら。
と、うさちゃんが言うと
アイスクリームは溶ける前が美味しいの。
と、レオナちゃんが言います。
すかさず、みいちゃんがでは今から、お空の宅配便でアイスクリームは溶けちゃいますから、
パンなどいかが?
と申し出るので
パンなら メロンパンがいいですね。
あのあみあみがどうやって焼けるのか、知りたいです。
と、うさちゃんが
レオナちゃんは
僕はプルーンのホットドッグを死ぬほど食べたいのです。
と言います。
カラスさんは
僕はつぶつぶのたくさん入った、あずきデニッシュがいいですね。
と答えます。
それではみぃちゃんが今から取ってきますから、
しばらくお空を眺めていてください。
と言うとお空へみぃちゃんがかけあがりました。
帝様は何が好きですか?
と尋ねると
今日はお団子は食べないの?
僕は牛肉の入っていて、鶏肉をケチャップで煮込んだ倶楽部サンドイッチが好きですね。
とおっしゃるので、
お暇ならご一緒しませんか?
と尋ねると
今から円盤に乗って行きますね。
と言うやいなや
みぃちゃんがすかさず帝の頼んだ注文も持ってきて、
みんなでジュースを飲みながら、
パンを分け合いながら、しばらくの間、談笑をしながら、楽しい時間を過ごしました。
そして夕暮れ時に
うさちゃんと
レオナちゃんと
みいちゃんと
カラスさん
帝様は まっかになった太陽を浴びながら
手を繋いで
お家へいつかかえれるといいですね。
と言いました。
そうですね。もうそろそろお空へかえれるといいですね。
でもこの世界のいい所をもう少し探しましょう。
と仰って、もう少しこの世界で
綺麗なものを、
綺麗な女性を探してから帰りましょう。
といいました。
またねмаT=йё→((ヾ(-c_,-`)ノ
ありがとう、ごめんね
うさちゃんと
レオナちゃん
大空に向かって お歌を歌う。
あんまり空が 綺麗なので
深呼吸しながら
遠い山の向こうの 雲に向かって歌っていると
かあかあ空から カラスがやってきて
山の向こうで
レオナちゃんと
うさちゃんの 仲のいい噂を ききました。
と言いながら
小さな影が 誰の影法師かききました。
きっとレオナちゃんの影法師だと
みんなが指さしながら 笑っていると
うさちゃんも
みいちゃんも
カラスさんも
それぞれに 影があるのだと きずいたので
それでは 帝様が どんな姿を しているか
ご存知ですか?
と尋ねると
口々に 学校の先生のイメージですか?
と言うので
違います。
それでは 駅員さんのイメージですか?
と言うので
違います。
と言った拍子に
遠い空から 帝が降りてきて
颯爽とした ビジネススーツをまとい
まだ終わらない 用事があるので
まだお団子でも食べててください。
とおっしゃるので
どれくらい分かりませんが
僕たちも この優しい陽射しを少し
浴びているので 待っています。
などと言っては とおいおそらを眺めています。
ありがとう。ごめんね。
もう少しお団子食べていると帰ってきますから。
と、帝様はおっしゃいました。
またね( *´꒳`*)ノシ.*マタネ✧*。
部屋の片隅で
部屋の片隅でジメッとしているのは嫌だったので
おそらの見えるお庭に出て
カバンには普段何入れますか?
うさちゃんは カバンいっぱいに
桜餅もいいけれど
ファジーネーブルの瓶を沢山カバンに詰めるか
ききました。
レオナちゃんは カバンいっぱいに
人間になるための 夢をいっぱい 入れておきたいと
いいました。
うさちゃんと みぃちゃん、カラスさんそれぞれに
人間さんになるために
何が必要か ききました。
ひとつには お空へ行くための 羽が必要と
誰かが言うので、
空に飛ぶには 羽が必要と みんなが思って
そうだねと 言うと
それでは 色々な姿に 変身できる
お洋服が必要かたずねました。
すると、きっと 神様は いずれも 綺麗な羽や
洋服を持っているように 言ったので、
しばらく空が 青いのを 見計らって
白い雲はカバンいっぱいに詰められないか
話し合い、
帝が降りてくる 円盤はどのようにできてるか
話し合いました。
((ヾ( ◍´꒳`◍ )マタネー
逆さま
夕焼けに 電車の音が ことことことこと
うさちゃんと
みいちゃんと
レオナちゃんと
カラスさんそれぞれに
遠いお空が 赤くなるのを 見上げては
もうすぐ夜ね。
これからどこへ 帰ります?
と聞くので
みいちゃんは
飼い主の所へ 帰って こたつでため息ついて
お風呂に入ってくつろぎます。
と答えて
うさちゃんは
お空から星さんが降ってくるのを 眺めては
遠い空から 帝様が 降りてこないか
団子を食べて お待ちしております。
と答えます。
レオナちゃんは
暖かいお母さんが作った美味しいクリームシチューを食べながら、へそてんしながら
ベッドの上で 横になっては甘えます。
カラスさんは
遠いお空の向こうに 私のルーツがないかと
電柱の上で過ごしては、テレビでも見ようかとおもっているところです。
と答えると
おもむろに帝様はどうするつもりか尋ねると
万葉の歌でも読んで、もう少し日本を
ノスタルジックに 応援したいので
もう少し お団子でも食べて
私の帰りを待っててくださいと
おっしゃるので
まだ遠い空へは帰れないかと思いながら
うさちゃんと
レオナちゃんと
みいちゃんと
カラスさんは
井戸端会議をそこそこに
影法師伸ばした 夕焼け空から ぽつんと光る
急いで家へと かえりました。
逆さまに夜更けは空に広がっていきました。
(*>∀<)ノ))またねー
眠れないほど
眠れないほど気がかり。
それはうさちゃんと
レオナちゃん
十二単衣と
烏帽子を被って
おみきをあげて
帝様に お祈りを捧げたら
きっと優しい微笑みを 浮かべた太陽が
小鳥を呼んで
こっちへ こっちへ と手招きしながら
日本庭園風の庭先を
あっちへ こっちへと 見渡して
わたしども2人を
祝福してくれるかな?
でもレオナちゃん
うさちゃん
恋人同士だったっけ?
と思いながら
晴れたお空を見上げて
ことりたちと大好きな
桜餅と 草団子 みたらし団子を
頬張ると 喉に詰めては 行けないと
ペティナイフで 調度良い 大きさに
切ってあげては爪楊枝で刺して
むしゃむしゃ と言いながら
いつか帝様が お庭に帰ってきて
遠い空へと 円盤で 一緒に行こうと
仰ると 何をこの世界で 持っていくかを
話し合いました。
レオナちゃんは大好きなエアコン付きのケンネル。
うさちゃんは大好きなベルベットの毛布に
飽きるほどくるまって
大好きな団子もいいけれど
チョコやバニラ、イチゴのアイスクリームも
お腹いっぱいたべて見たいと
笑うので 空から時折 帝の声がして
今そこにチョコとバニラのアイスを持っていくので
待っててねと言うので
待っていると、
空から猫が降りてきて
ボックスからあいすがでてきました。
猫はすかさず2人を見つめて
背伸びしながら 挨拶すると
うさちゃんと レオナちゃんが
これからも仲良くしましょうと言って
草餅と 桜餅、みたらし団子を
ペティナイフで切り分けて
むしゃむしゃもしゃもしゃ食べながら
いつか帝様のお庭で開く
花見の季節は来れますか?
と尋ねると
猫さんは
これからも 色々なものを 届けるので
その時もよろしくね。
と言いながら
アイスクリームをみんなで食べて
へそてんしながら
とおいおそらをながめました。
つづく
またね( ´ ꒳ ` )ノ