優しい陽の明かりと頬杖

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逆さま

夕焼けに 電車の音が ことことことこと
うさちゃんと
みいちゃんと
レオナちゃんと
カラスさんそれぞれに
遠いお空が 赤くなるのを 見上げては
もうすぐ夜ね。
これからどこへ 帰ります?
と聞くので
みいちゃんは
飼い主の所へ 帰って こたつでため息ついて
お風呂に入ってくつろぎます。
と答えて
うさちゃんは
お空から星さんが降ってくるのを 眺めては
遠い空から 帝様が 降りてこないか
団子を食べて お待ちしております。
と答えます。
レオナちゃんは
暖かいお母さんが作った美味しいクリームシチューを食べながら、へそてんしながら
ベッドの上で 横になっては甘えます。
カラスさんは
遠いお空の向こうに 私のルーツがないかと
電柱の上で過ごしては、テレビでも見ようかとおもっているところです。
と答えると
おもむろに帝様はどうするつもりか尋ねると
万葉の歌でも読んで、もう少し日本を
ノスタルジックに 応援したいので
もう少し お団子でも食べて
私の帰りを待っててくださいと
おっしゃるので
まだ遠い空へは帰れないかと思いながら
うさちゃんと
レオナちゃんと
みいちゃんと
カラスさんは
井戸端会議をそこそこに
影法師伸ばした 夕焼け空から ぽつんと光る
急いで家へと かえりました。
逆さまに夜更けは空に広がっていきました。

(*>∀<)ノ))またねー

12/7/2023, 9:50:51 AM